英文法、何を重点的に教えるか の感想

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タイトル英文法、何を重点的に教えるか
発売日販売日未定
製作者佐藤誠司
販売元大修館書店
JANコード9784469246124
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般

購入者の感想

この本は世に溢れる「大学受験参考書」とか「教員用指導書」とは一線を画します。
その方向性は、
(1)大学受験における英文法に特化した問題は、原則的に最小限であるべきだ。
(2)日本では―特に私立大学では―(書き換えや正誤問題など)参考書直輸入型の「問題のための問題(著者は「英語道」と批判している)」が多い。
これは出題者の英語力と作問能力が低いからだ。しかもネイティヴチェックを受けていない問題が多い。
(3)センター試験は世間からの注目度が高い故に、でたらめな「英語道」的な問題が殆どみられない。文法問題も実際の会話運用の場でのバイタルポイントを突いた良問が多い。
(4)(最上位の難関私立を除く)私立大学の入試から、「英語道」的な問題がなくなることは当分ないだろう。よって、読解・会話・作文・リスニングに役に立つ文法事項を教えるべきだ。
(5)理想としては、TOEIC、TOEFL、そして改善著しい英検など(著者はIELTSには触れていませんでしたが、当然視野には入っているでしょうね)、外部の資格試験のみで大学入学希望者の英語力を測ることが望ましい。
というものです。
そして、
(6)センター試験の英語は比較的にましなので、その会話・読解・リスニング・文法で出てくる(良質な)文法事項をきちんと教えるべきだ。
で結ばれています。
そして、この理念の下、センター試験の英語の文法を題材にした、「文法事項を教える際のガイドライン」が本書全体で展開されています。

9月1日に出たばかりの本ですが、夢中になってしまって3度も読み返しました。

佐藤先生おっしゃる「英語道」って、私どもや、Tom McArthur教授が言うところのJanglishですよね。。。
more thanとno less thanの書き換えとか、
Had it not been forとBut forの書き換えとか、
so とsuchの運用法とか。。。

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