猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) (吹替版) の感想

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タイトル猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) (吹替版)
発売日2017-12-01
監督マット・リーヴス
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購入者の感想

猿と人間の最後の戦いだと勝手に思っていました。人間と人間の自滅の戦いでしたね。戦いから生まれるものはないということかもしれません。いままでのシリーズのようなインパクトがなくて、そのぶん普通の映画になってしまったかという気がしました。というのも、さるのメークと表情が良すぎて猿に感じないのです。猿の惑星シリーズはこれで終わりですか?

荻昌弘さん解説の月曜ロードショーで観た衝撃的なラストシーンに衝撃を受けた第一作目。その後も続編が放送されるたびに夢中になって観ていました。ハヤカワ文庫のノベライズも読みまくりましたね。リブート版の猿の惑星シリーズは、さすが現代らしくCGによる描写があまりにもリアルで時代の流れを感じますね。しかしCGを使うと、ともすると安っぽくなりがちですが本作ではキャラクターの感情表現がすばらしく緻密に表されていますね。特に言葉を発しないモーリス(オランウータン)が目としぐさで語る「台詞」はやさしさに溢れていて最高!オリジナルシリーズでは、オランウータンは人間の過去を知っていながら秘匿に徹するDr.ザイアスでしたが、本シリーズではシーザーの良き理解者という役回りもなかなか面白いですね。シーザーの息子の名が「コーネリアス」だっり、ひょんな事から言葉を失った人間の少女の名が「ノヴァ」になったり、旧作を知る人は思わずニヤリとする演出がうれしいですね。

世代ではないのですが、オリジナルの猿の惑星シリーズのファンです。
新シリーズの猿の惑星はオリジナル版より演出が大変優れており、ストーリー設定は非の打ち所がなく、完全にオリジナルを越えたと思っていたので、締めくくりである本作をとても楽しみにしていました。
本作はオリジナルの前日譚として、とてもよくできた映画であることは間違いないのですが、創世記→新世紀→聖戦記の順に心理描写が減り、映画として単純で分かりやすいものになったことが少し残念です。
特に本作では人間側の背景の描写が少なすぎるのでは、という気がします。
あと、展開のご都合主義ぶりもなかなか。
私の中では創世記が素晴らしすぎて、期待が大きくなりすぎたせいもあるかもしれませんが、新シリーズ最終章として、本作はもっと深遠なエンディングになると期待していました。
とは言っても、詰め込んだテーマや伏線の回収が多かっただけに、これだけ綺麗に纏めたシナリオは素晴らしいとは思います。傑作であることは間違いありません。

あと、オリジナル版では粗暴でエイプの中でも浮いていたゴリラが(というより、シリーズを通すと完全に悪役)、新シリーズでは全作通してとても情の深いエイプに描かれていることがとても良かったです。
創世記でも本作でも、ゴリラのあのシーンはとても印象深く、涙なしには見られません。
オリジナルシリーズでは諸悪の根元として描かれていたゴリラが、新シリーズであのように描かれたことでゴリラ種も救われた気がします。
これからの長い時間の中できっと色々あったのね、と慮る猶予が出来ました。
また、本作ではオリジナルシリーズへのオマージュや伏線が特に多く散りばめられているので、オリジナルシリーズを通して見ている方は特に楽しめると思います。
オリジナルシリーズは一作目以外は見るのになかなかエネルギーが必要ですが、本作を見た後、また通して見たくなりました。

全体的に楽しく観れますが気になる点も何点かありご都合主義は否めない感じでした。また、ファーストに繋がるラストなのかと思いましたがそれもありませんでした。まあ、それでもシリーズのファンなので観て後悔はしませんでした。

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