仕事を高速化する「時間割」の作り方 の感想

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この本を読んで、仕事をどんどんこなすためには集中力を妨げる要素の排除をすることが重要であると思った。
それは、外的要因よりも内的要因に気をつけること。つまり自分の頭の中や心の中の雑音を鳴らさないことである。

また、時間術といわれるものにありがちな
【優先順位】
【ノート】
【手帳】
【付箋】
といったものは必要ないという著者の主張に目新しさを感じた。
それとともに、この著書にある時間術の目的はただ一つ、無駄な労力の排除であることが主張されている。

他のレビューではストイックな著者だという記述があったが、私はそうは思わない。
本当にストイックな人間ならば時間術で節約した時間を再び仕事に充てていくであろうが、著者の場合はその後の楽しみのために時間を使っているからだ。

もちろん、ウィルパワーを使わず感情を入れることなく仕事に取り組む姿や、予定を前倒ししてどんどんと業務をこなす姿を近くで見れば、一般的なサラリーマンよりはストイックに見えるのだろう。
失礼な言い方かもしれないが、ストイックでないからこそ仕事中はストイック度が高いのだろう。
ダラダラとしたやらされストイックではなく、能動的ストイック（ただし勤務中に限る）を目指す向きにはお勧めの一冊。

当たり前と思って気にもしなかった、仕事に対しての様々な感情、割り込み業務、目の前の仕事に関係のない思案・・。
これらのものがどれだけ日常の自分の中にあったのかという点に気がつくことができたことが最大の収穫だった。