エイリアン:コヴェナント 2枚組ブルーレイ&DVD [Blu-ray] の感想

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映画館で見た時、このシリーズも見限る時が来たかと複雑な思いを感じましたが、(理由は、ヘルメット、あるいは惑星の大気組成の言及が無かったことや、粒子感染後の変化がプロメテウスと異なっていたことなど、ファンとしての整合性のこだわり。)一年経って思い返してみると、怖さという面では、シリーズでも屈指の出来だった記憶があり、値段も手頃になったので購入しました。

プロメテウスの時からそうですが、特典映像を含めての観賞で初めて映画が完成するのではないかと期待していましたが、みごとに答えてくれました。ロー プライスなら☆5です。

現時点での未熟な所見ですが、死の粉はその場で細胞を破壊して粉々にする場合と、遺伝子を変化させてクリーチャーを生み出す場合(特に人間に感受性が高い)があり、ネオモーフは後者に値するため、誕生の仕方や敏捷性、耐久性など従来のエイリアンとは異なっているが、デイビッドがそれらを材料に、ショウ博士の検体と更に惑星土着の生物をハイブリッドさせ、多種多様な生物の生態を持って卵から生まれるのがゼノモーフということか。
あの描写では、一体一体デイビッドが卵を作成して並べた以外考えられなかったが、やはり繁殖が課題ということが示され、生殖器官(おそらく卵巣)に障害のある博士からでは、それがかなわなかったと理解できます。

次回作では、いよいよクイーンの誕生です。
皆さん、リドリー版の真クイーンを見たいとは思いませんか？
当初の入植目的の惑星に着いた直後の衝撃というのも楽しみだし、エンジニアの再登場や、過去作全てを超越するギーガーのネクロノミコンの再現の様な展開も最高でありますが。

また、AIの恐怖、それもいいではありませんか。
特典映像でデイビッドが会社に自分の所業と映像を送っていましたが、例えば何らかの手を使ってウェイランド-ユタニ社のホストコンピュータと一体化し、何百年経とうが自分がクリエイトした究極生物を地球に持ち帰ることが、永遠の目的となるなど、整合性を得る為にも必要だと思うからです。

ともかく何としても続編を作って欲しい！

前作「プロメテウス」のラストでエンジニアの星へ旅立ったエリザベスとデイビッド。

エンジニアは何故に人類を作り、また、全滅させようとしたのか?

その謎を解き明かすため、二人の大冒険が今、始まる!!

なんて続編になるのだろうな♪…なんて勝手に想像しておりましたが、その期待は見事に大外れ。

映画館で観賞しましたが、映画が始まってからも前作の主役・エリザベスは中々に登場せず、あろうことか…

劇場公開を見逃しソフト化を待ち望んでいる方もおいでかと思いますので、これ以上の内容への言及は避けます。

ですが続編公開をまだかまだかと一日千秋の思いでおりました私としましては、一本の独立した映画としてならばまだしも(問題なく面白いです)、これを「プロメテウス」の続編と言われてもなあ…と言うのが正直な感想です。