飛行機物語―航空技術の歴史 (ちくま学芸文庫) の感想

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タイトル飛行機物語―航空技術の歴史 (ちくま学芸文庫)
発売日販売日未定
製作者鈴木 真二
販売元筑摩書房
JANコード9784480094988
カテゴリビジネス・経済 » 産業研究 » 交通 » 空運

購入者の感想

おすすめです.
大きな枠組みといったものを知ることができます.
マニアでなくてもエンジニアリング関連の仕事をしている人なら楽しく読めるのではないでしょうか.

 本書は2003年の中公新書『飛行機物語』の文庫化。

「この本で私は,揚力の問題を手はじめに,『エンジンはどのように開発されたのか』,
『飛行機はいつから金属製に変わったのか』,『ジェット・エンジンはどのように生まれた
のか』,といった疑問に対して,飛行機の発展を歴史的な経緯に沿ってまとめてみたいと
考えた.大空を自由に飛びたいとする人類のロマンが,技術と科学の発展によって達成
されるさまが伝えられればと思った.教科書では1行で片づけられる理論にも,便利に
利用している技術にも,それが完成するまでには人間のドラマがあった.その過程を知る
ことは,新しい理論や技術を作り出すヒントになるはずである」。

 ライト兄弟が動力飛行に初成功したのは1903年のこと、しかし本書はそのはるか手前、
ダ・ヴィンチの「はばたき機」やニュートンによる空気力学の開拓にまで遡って、議論を
展開していく。揚力はなぜ発生するのかさえも暗中模索する時代から、実践知と理論知の
両面からの試行錯誤を通じて、フライヤー号によって一応の結実を見たのか、さらには
その後の展開をも射程に、日本の航空工学史も時に交えつつ、丹念に辿る。
 揚力を生み出す翼を備えただけで空は飛べない。エンジンの開発とて不可欠の要素。
最先端の技術と知性が結晶した時代の寵児としての飛行機像を知らされる。
 プロペラの考案やそれがやがてジェット・エンジンへと置き換えられていくまで、
木製の機体が金属製へと変わっていく過程、航空機業界の競争、重要人物をめぐる
エピソードなど、情報量は実に富んだ一冊。

 正直なところ、空気の粘性や翼理論といった工学的な説明部分に関して、私にはまるで

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