稲盛和夫流・意識改革 心は変えられる――自分、人、会社全員で成し遂げた「JAL再生」40のフィロソフィ の感想
219 人が閲覧しました
参照データ
タイトル | 稲盛和夫流・意識改革 心は変えられる――自分、人、会社全員で成し遂げた「JAL再生」40のフィロソフィ |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 原 英次郎 |
販売元 | ダイヤモンド社 |
JANコード | 9784478023204 |
カテゴリ | ビジネス・経済 » 産業研究 » 交通 » 空運 |
※サンプル画像
購入者の感想
「はじめに」で著者が説明している通り、
本書はJAL再生について「意識改革」にスポットを当て、
関係者の証言によって再現したドキュメント。
禅語で云うところの「卒啄同機」が、本書では見事に取材されています。
稲盛和夫氏のボランティアで成り立つ私塾「盛和塾」関係者ならば、
この著書で「証言」としてJAL役職員の語っている内容は、
「むべなるかな」と腹に落ちることでしょう。
謙虚にして驕らない盛和塾の塾生の多くは、
破綻から再生に至るJALの姿勢に学ぶべきことも多いはず。
希代の名経営者・稲盛和夫氏が提唱されている経営実学は、
「フィロソフィ」×「部門別採算システム(JALではアメーバ経営)」の両輪で起動します。
どちらが欠けても「真の効果」は期待できないことを
著者は徹底した取材によって見事に描いておられます。
全編を通じて、本来人間が持っている「美しいこころ」が開花していく…
稲盛経営実学の「これ以上ない成功例」かもしれません。
第6章で植木社長は、インタビューに次のように答えておられます。
“稲盛さんがこの会社のすべてを、お一人で変えたわけではありません。
仕組みの話をすれば、おそらく稲盛さんが会長に着任されていなくても、
会社更生法が申請されて、管財人や企業再生支援機構にご支援いただきながら、
それなりに仕組みの部分はできていたのだと思います。
けれど、結局、仕組みであって、そこに魂を入れなければ、実は何も変わらない。
そこの魂を入れてくれたのが他でもない、稲盛さんなんです。”
また稲盛氏は、次のように語られています。
“人生の最後に、すばらしい経験をさせてもらいました。
美しくやさしい思いやりの心で、一生懸命に努力さえすれば、
人生はどんな困難なことでも、奇跡が起こるみたいに、
うまくいくのだということを体験させてもらいました。
みなさんにお礼を言わなければなりません。”
本書はJAL再生について「意識改革」にスポットを当て、
関係者の証言によって再現したドキュメント。
禅語で云うところの「卒啄同機」が、本書では見事に取材されています。
稲盛和夫氏のボランティアで成り立つ私塾「盛和塾」関係者ならば、
この著書で「証言」としてJAL役職員の語っている内容は、
「むべなるかな」と腹に落ちることでしょう。
謙虚にして驕らない盛和塾の塾生の多くは、
破綻から再生に至るJALの姿勢に学ぶべきことも多いはず。
希代の名経営者・稲盛和夫氏が提唱されている経営実学は、
「フィロソフィ」×「部門別採算システム(JALではアメーバ経営)」の両輪で起動します。
どちらが欠けても「真の効果」は期待できないことを
著者は徹底した取材によって見事に描いておられます。
全編を通じて、本来人間が持っている「美しいこころ」が開花していく…
稲盛経営実学の「これ以上ない成功例」かもしれません。
第6章で植木社長は、インタビューに次のように答えておられます。
“稲盛さんがこの会社のすべてを、お一人で変えたわけではありません。
仕組みの話をすれば、おそらく稲盛さんが会長に着任されていなくても、
会社更生法が申請されて、管財人や企業再生支援機構にご支援いただきながら、
それなりに仕組みの部分はできていたのだと思います。
けれど、結局、仕組みであって、そこに魂を入れなければ、実は何も変わらない。
そこの魂を入れてくれたのが他でもない、稲盛さんなんです。”
また稲盛氏は、次のように語られています。
“人生の最後に、すばらしい経験をさせてもらいました。
美しくやさしい思いやりの心で、一生懸命に努力さえすれば、
人生はどんな困難なことでも、奇跡が起こるみたいに、
うまくいくのだということを体験させてもらいました。
みなさんにお礼を言わなければなりません。”