日本人のアフリカ「発見」 の感想
160 人が閲覧しました
参照データ
タイトル | 日本人のアフリカ「発見」 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 青木 澄夫 |
販売元 | 山川出版社 |
JANコード | 9784634646100 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 国際政治情勢 |
購入者の感想
戦前の日本人によるサハラ以南アフリカへの関わりを、深く掘り下げた良作。
巻末経歴を見ると、著者は国際協力事業団時代も含めて長いケニア滞在経験がある模様。
本書は(社)日本アフリカ協会「月刊アフリカ」での連載に、加筆修正を加えたものだそうだ。
とはいえ、アフリカのプロがプロ向けに書いた難解な内容ではなく、十分教養書として読める。
本書は以下三つの柱から構成されている。
侯爵・蜂須賀正のコンゴ探検と、その縁戚・徳川武定によるアフリカ書籍コレクション
アングロ・ズールー戦争にまつわる陸軍文庫「蘇拉戦事報告」や横浜毎日新聞の記事
西野照太郎(アフリカ学会の生みの親)により発掘された三つの戦前の日本人西アフリカ紀行
それ以外にも多くの逸話や踏跡、あるいは論説・小説等を取り上げており、
アフリカへの関わりを通して明治から戦前における日本の時代背景を読み取ることも可能だろう。
アフリカの多くの地で、曲芸師やからゆきさん(娼妓)が日本人として初めて足を踏み入れていた、
など目を見開かされることも多かった。
巻末経歴を見ると、著者は国際協力事業団時代も含めて長いケニア滞在経験がある模様。
本書は(社)日本アフリカ協会「月刊アフリカ」での連載に、加筆修正を加えたものだそうだ。
とはいえ、アフリカのプロがプロ向けに書いた難解な内容ではなく、十分教養書として読める。
本書は以下三つの柱から構成されている。
侯爵・蜂須賀正のコンゴ探検と、その縁戚・徳川武定によるアフリカ書籍コレクション
アングロ・ズールー戦争にまつわる陸軍文庫「蘇拉戦事報告」や横浜毎日新聞の記事
西野照太郎(アフリカ学会の生みの親)により発掘された三つの戦前の日本人西アフリカ紀行
それ以外にも多くの逸話や踏跡、あるいは論説・小説等を取り上げており、
アフリカへの関わりを通して明治から戦前における日本の時代背景を読み取ることも可能だろう。
アフリカの多くの地で、曲芸師やからゆきさん(娼妓)が日本人として初めて足を踏み入れていた、
など目を見開かされることも多かった。