後宮に月は満ちる 金椛国春秋 (角川文庫) の感想

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タイトル後宮に月は満ちる 金椛国春秋 (角川文庫)
発売日2017-06-17
製作者篠原 悠希
販売元KADOKAWA / 角川書店
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購入者の感想

前回、ついに玄月に正体がばれてしまった遊圭は、後宮から逃れる条件として、玄月の下で後宮潜入調査をすることに。
表向きは女医生官として皇太后の娘、麗華の健康回復。しかし本当の目的は皇太后の陰謀の調査。

前回のお話の時も感じたのですが、初めの方は物語にそこまで引き付けられないのです。
不摂生がたたった不健康そのものの公主・麗華の健康回復のため奮闘する遊圭と麗華のやり取りがメイン。
しかし、麗華の健康が回復した後の物語はいよいよ本題、といったお話の展開に・・・
ハラハラしながら読み、気づけば一気に引き込まれていました。

全く本心が読めない玄月ですが、少しずつ過去も垣間見え、玄月に対して不信だらけの遊圭との距離も縮ままりつつあるように思います。
いよいよ遊圭も少しずつ大人へと成長し残された時間も僅かとなりました。
続編も楽しみにしています。

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