悠久の時を旅する の感想
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参照データ
タイトル | 悠久の時を旅する |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 星野 道夫 |
販売元 | クレヴィス |
JANコード | 9784904845257 |
カテゴリ | ジャンル別 » アート・建築・デザイン » 画家・写真家・建築家 » 写真家 |
※サンプル画像
購入者の感想
星野道夫の一代記とも言える内容で、
年代ごとに229点の写真と32のエッセイを収録する。
それは星野が20歳の時に、神田の洋書店で見たアラスカの写真に魅せられて、
アラスカ・シシュマレフ村の村長に出した手紙から始まる。
その後、一人渡航した星野が
カリブーやグリズリーにぴたっとはりつくように見つめる様子、
次第に写真の方向性が変化し、大地に密着した人々の暮らしにまで向かっていく過程を追う。
星野の写真における、大きな功績として自然写真に「人」を持ち込んだことが言われる。
それまでの自然写真の主被写体は、風景そのものであり、動物だった。
むしろ、人、または人の匂いがするものを避けてきた傾向にある。
それに対して星野は人も自然の一部であり、
大地に根ざした人の営みを自然写真として提示したのだ。
この本ではそんな星野の思考と写真の変化を見事にまとめている。
これまでも星野の写真や文章というものは数多く発表されていて、
それぞれに魅力的なものと思うが、
星野道夫という人を知るための1冊として、おすすめできるものだ。
年代ごとに229点の写真と32のエッセイを収録する。
それは星野が20歳の時に、神田の洋書店で見たアラスカの写真に魅せられて、
アラスカ・シシュマレフ村の村長に出した手紙から始まる。
その後、一人渡航した星野が
カリブーやグリズリーにぴたっとはりつくように見つめる様子、
次第に写真の方向性が変化し、大地に密着した人々の暮らしにまで向かっていく過程を追う。
星野の写真における、大きな功績として自然写真に「人」を持ち込んだことが言われる。
それまでの自然写真の主被写体は、風景そのものであり、動物だった。
むしろ、人、または人の匂いがするものを避けてきた傾向にある。
それに対して星野は人も自然の一部であり、
大地に根ざした人の営みを自然写真として提示したのだ。
この本ではそんな星野の思考と写真の変化を見事にまとめている。
これまでも星野の写真や文章というものは数多く発表されていて、
それぞれに魅力的なものと思うが、
星野道夫という人を知るための1冊として、おすすめできるものだ。