闘神―伊達順之助伝 (文春文庫) の感想
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参照データ
タイトル | 闘神―伊達順之助伝 (文春文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 胡桃沢 耕史 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784167402129 |
カテゴリ | 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » か行の著者 |
購入者の感想
主人公である伊達順之助に関しては、この本を読むまでどんな人か知らなかったが、満洲の馬賊の首領というイメージが強かったようだ。というのも、檀一雄が昭和31年に順之助をモデルにした小説「夕日と拳銃」を著してベストセラーとなり、すぐに同名で映画化され、映画もその主題歌「馬賊の歌」も大ヒットしたためと思われる。そして、あとがきで順之助の長男宗義氏が述べているが、順之助が追い求めたものとは明治の男たちが持っていた特有の夢やロマンであろうから、敢えて遺族も否定しなかったんだろう。
上海で処刑される直前に家族宛ても含めて4通の遺書を書いている。その一つが石原莞爾へのもので、彼とはよほどの仲であったことがわかるが、順之助が昭和史の中で未だに光が当たらないのは惜しい気がする。
上海で処刑される直前に家族宛ても含めて4通の遺書を書いている。その一つが石原莞爾へのもので、彼とはよほどの仲であったことがわかるが、順之助が昭和史の中で未だに光が当たらないのは惜しい気がする。