プロ野球 もうひとつの攻防 「選手vsフロント」の現場 角川SSC新書 の感想

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参照データ

タイトルプロ野球 もうひとつの攻防 「選手vsフロント」の現場 角川SSC新書
発売日販売日未定
製作者井箟重慶
販売元角川マガジンズ
JANコード9784047315990
カテゴリ » ジャンル別 » スポーツ・アウトドア » スポーツ

購入者の感想

この著作を読んで端的に得た感想は好感的であった。構成としてはプロ野球のスケジュールに即して業務内容がキレイに整理されているし、
それぞれについて情緒的でなく、業界外の人間に伝わりやすく説明がされている非常にわかりやすい本であると思った。
が、いざ読了後、他レビュアーの皆さんの投稿を拝読すると、著者の功績については懐疑的・否定的なものが非常に多く、
本質的な問題点を忌避していたかのような仕事への取り組み方が指摘されている様であった。ここでどちらの見解が正しいのかという事を論じるものではないが、著作自体の表現が論理的に構成が良く出来ており、門外漢からは読みやすい本であったことでこれは良書としての一面を持っているということ。またそれについてレビューを投稿しようとしたことで、同じ論点について別の意見が多く表現されていることも見出すことができた。

オープンの場で、自由に意見が公開されている場としてアマゾンレビューという商業目的の場ではあるが、
使い方に寄ってはであるが、今回は良い発見につながった。又の機会に著者または関連したテーマに出会った時には、
もっと幅広い好奇心を持って理解しようとする姿勢で臨むことでしょう。

彼がオリックスの球団代表に在職した11年の間に、チームは日本シリーズに勝ち、イチローを獲得して大リーグに放出し、他にも長谷川とか田口も同じように大リーグに出した。今では弱小お荷物と言われている球団が、どうしてあんな激動の11年間を過ごしたのか。その回顧録の割にはどうにもつまらない本だ。どうしてか?
 やっぱり野球貴族と言われる彼が、アマ球団とか、外国企業とか渡り歩いた定年後の安住に、この球団を選んだのではないかというくらい、何事もどこ吹く風で、関心が薄いのだ。チームに熱い情熱があったわけでもなく、彼一流の野球哲学があったわけでもなく、たまたま在職中に、イチローがいて、チームが優勝して、その場面に遭遇したというだけのこと。どうして、90年代にオリックスが強かったのか知りたかっただけに、彼のいつも我関せずという、涼しげな態度にこちらが傷心するほど。実は彼は野球を何も分かっていなかったのだ。いやむしろ、そんな素人が代表だったにも関わらず、オリックスが強かったのは、現代の都市伝説を見せられているような。やっぱり仰木彬という人に語らせない限り、オリックスの神話を解明することはできないだろうね。

井箟球団代表の鶴の一声で新垣渚を強行指名した為に三輪田編成部長を自殺に追いやった事、複数年契約を認めてこなかった事。
金儲けの為に無料チケットを廃止した事、来場者プレゼントをパチモンにした事。
西宮球場が競輪場と兼用していた事が本拠地移転させた理由である。神戸の他に千葉、札幌も移転候補地に挙げられていた。(他球団が移転)
平井獲得時にはダイエーへの横槍で無く根本監督の了承を得ていた。この時以降高卒選手周辺への根回しが強まった。
自分の悪事を反省していない文面である。

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