花芯 [DVD] の感想

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参照データ

タイトル花芯 [DVD]
発売日2017-02-08
監督安藤尋
出演村川絵梨
販売元TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
JANコード4988101192359
カテゴリDVD » ジャンル別 » 日本映画 » ドラマ

購入者の感想

自分は十代から文芸作品についてかなり多読の部類に入ると思うが、この原作者の作品は、読み始めても受け付けなくなり途中で挫折したものばかりだ。別に自分がすごく品行方正な訳ではないのだけど、あまりにも性に奔放な人とは距離を置きたくなるのだ。
文章ではなく映像だからだろう、この作品は、最後まで観る事ができた。村川絵梨の演技が(良い意味で)凄すぎるのもあって、ラスト近くまでヒロイン園子には全く共感できなかったが、ラストシーンで、自分の落とし前をつけるかのように独りで毅然として去っていく後ろ姿をみて、この後ろ姿を見せるために全てのシーンがあったのかなあと、何かがストンと胸に落ちた。
私は女だが、ヒロインの夫に感情移入して最後まで観ていた。夫(「元」が付くのかな)と妹が再婚して、息子共々穏やかな温かい家庭を築いてくれたらいいなあと思う。
多分、園子のような女性は、結婚さえしなければ自分の心のままに生きていけるのだろう。結婚せずとも努力すれば女性が自立して生きていける今ならば、母の葬式にも堂々と顔を出せただろうに。

園子は、親が決めたオトコ/林遣都と結婚する。
文系志望だったオトコが理系志望になったことで、
園子は、兵隊逃れと批判する。はっきりした性格。
しかし、愛がない状態で、妹から批判される。
妹は、旦那が好きではないかと、嫉妬したりする。
愛がないにも関わらず、嫉妬するのが女らしい。
園子は、オトコの上司を好きになってしまう。
好きになったにもかかわらず、
なぜか、もの足りないものを感じる園子。
瀬戸内寂聴の自伝的な物語。
愛とは どん欲にむさぼっても、なぜか物足りないものだ。

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