スウィート･ノベンバー(2001) (字幕版) の感想

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これを見ながら、キアヌリーブスって、
こんなに恋に生きるような男だったっけ？？
と、物語が進むにつれて驚いたのですが、それも
シャーリーズセロンありきの恋愛ものだからでしょうね。
私だって、シャーリーズセロンが相手なら、
恋のためにバカにもなれる気がします。

それにこの二人は以前確か、若い頃にも一度
夫婦役で共演しているんですよね。だからか分かりませんが、
ある程度安心して見ることのできるカップルでした。

もちろん、彼女はイカれた意味不明の言動も
多かったけれど、全体的に魅力的だし、結局彼女の
よく分からないところも、最後にはその謎が明らかに
なっていきます。（ここからネタバレあり）

病気の彼女、という設定の映画ではラブ&ドラッグも
思い出しましたが、こっちは最後に別れてしまうけれど、
あっちは最後まで2人で病気と闘って行こうとするカップルでした。

実際、別れた方が良いのか、それとも最後まで二人で一緒に
病気に立ち向かい続けるのか、っていうのは、
きっと、病気の進行具合や、お互いの価値観によっても
違ってくると思います。

でも私が彼女なら、最後まで病気に付き合ってくれなくても
いいから、今別れて、と言ってさよならした方が、自分も相手も
気持ちが楽になれる気がするし、そこで相手が離れて行ったからといって、
死ぬときに相手を恨んだりすることもきっとないでしょうね。
そういう恋愛も有りだと自分は思うからです。

だからこの映画で、不完全燃焼な人もいると思うけれど、
私は、この結末は、これで良かったのだと思います。

途中で流れてくるエンヤの曲がまた、恋してるな～～～、
すっかり彼が彼女に夢中になっていってるな～～～、
という雰囲気が出ていて、とても良かった気がします。
エンヤって、恋に似合う音楽だったんだ、と
これを見ながら、ふんわり感じることができました。