BEASTARS 2 (少年チャンピオン・コミックス) の感想
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参照データ
タイトル | BEASTARS 2 (少年チャンピオン・コミックス) |
発売日 | 2017-04-07 |
製作者 | 板垣巴留 |
販売元 | 秋田書店 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
2巻になってから加速度的に面白さが増しています!
1巻しか見ていない方も是非、2巻まで読んでみてください!
1巻では主に主人公のレゴシの性格や獣人達の世界観について事細かに説明が入っていましたが
2巻からはレゴシの周りの獣人達にフォーカスが当てられています。
小動物で体は小さいのに強気な態度を取るメス兎のハル
一番まとものように見えて一番まともじゃない鹿のルイ
何かとトラブルメイカーになりかねない新キャラのビル
個性が非常に強いキャラクター達に囲まれながらも「青春」が語られます。
延々と流れる「青春」の一時。でもこの漫画が明らかに普通じゃないのは
「肉食動物」と「草食動物」がお互いに非常に強いコンプレックスを持っているという点がこの巻では特に強く描かれます。
暴力的で草食動物の肉を求める肉食動物、そんな肉食動物に怯える草食動物達が
お互いに同じ空間で同じ青春を送っているという点がこの作品のとても歪な一面であり、
その歪さに惹かれていく作品だと思います。
殺人事件から始まったこの物語は単純なボーイミーツガール物でも、青春学園ドラマ物でもありません。
常に物語のどこかに「トラブル」や「血」「死」と言った単語を連想させる要素がたくさんあり、
でも特に大きなトラブルがなく時間が流れるため、自然と物語やキャラクターに惹かれていきます。
とても薄い氷の上で青春をすごしている様子を描いているような、とても不安なこの作品。今後も目が離せません。
1巻しか見ていない方も是非、2巻まで読んでみてください!
1巻では主に主人公のレゴシの性格や獣人達の世界観について事細かに説明が入っていましたが
2巻からはレゴシの周りの獣人達にフォーカスが当てられています。
小動物で体は小さいのに強気な態度を取るメス兎のハル
一番まとものように見えて一番まともじゃない鹿のルイ
何かとトラブルメイカーになりかねない新キャラのビル
個性が非常に強いキャラクター達に囲まれながらも「青春」が語られます。
延々と流れる「青春」の一時。でもこの漫画が明らかに普通じゃないのは
「肉食動物」と「草食動物」がお互いに非常に強いコンプレックスを持っているという点がこの巻では特に強く描かれます。
暴力的で草食動物の肉を求める肉食動物、そんな肉食動物に怯える草食動物達が
お互いに同じ空間で同じ青春を送っているという点がこの作品のとても歪な一面であり、
その歪さに惹かれていく作品だと思います。
殺人事件から始まったこの物語は単純なボーイミーツガール物でも、青春学園ドラマ物でもありません。
常に物語のどこかに「トラブル」や「血」「死」と言った単語を連想させる要素がたくさんあり、
でも特に大きなトラブルがなく時間が流れるため、自然と物語やキャラクターに惹かれていきます。
とても薄い氷の上で青春をすごしている様子を描いているような、とても不安なこの作品。今後も目が離せません。