AIの遺電子 4 (少年チャンピオン・コミックス) の感想

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タイトルAIの遺電子 4 (少年チャンピオン・コミックス)
発売日2016-12-08
製作者山田胡瓜
販売元秋田書店
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

AIブームですが、こういう未来観が「なんか違うんじゃないかなあ」という人もいるでしょう。
著者は知能を持つ3カテゴリを作り、それらの住み分けやらせめぎあいやらを舞台装置とする想定みたいです。
AI:「機械学習を突き詰めたあげく人間の理解できる範囲を越えちゃった装置」
ヒューマノイド:「思考能力は人間同等くらいの機械学習装、身体は人間並の装置」
人間:「21世紀初頭とあまり変わらない」
さらに、ロボット:上記3者のいずれかに従属する装置、というのも加わってややこしくなります。
本巻は、3巻まで読まれた方ならちょっと肩の力を抜いて読める感じです。
昨今のプレスリリースみたいに「次は何ができるんだろう」を期待する人には、ちょっと現実的過ぎるかもしれません。

星新一のショートショートよりかはウエットで、ブラック・ジャックより少しドライな世界観は21世紀の今だからリアリティがあるのかもしれません。
4巻に至って、この作品の世界観は安定した印象があります。
個人的にはこの「人間と人工知能のじれったいおつきあい」を見たい気がする一方で、
シンギュラリティ後の世界を早く見たい気もするのです。

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