ラスト・シャンハイ (字幕版) の感想
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参照データ
タイトル | ラスト・シャンハイ (字幕版) |
発売日 | 2013-12-10 |
監督 | バリー・ウォン |
出演 | チョウ・ユンファ |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | カテゴリー別 » 外国映画 » アクション » アジアンアクション |
購入者の感想
この作品ではチョウ・ユンファとホァン・シャオミンが演じる主人公チェン・ダーチーを始めとして、男が惚れる男たちと、彼らを支える健気で美しい女性たちが次々に出てくる。見ていて変なストレスが溜まらないのは、最初からの悪者はいても、本当の意味での裏切り者がいないこと。人殺しをしても「忠義」を忘れない者たちがいるのだ。香港ノワールの伝統はこの作品でも十分に生きている。また、20年以上の歳月を破綻なく描ききった監督のウォン・チン(バリー・ウォン)にも拍手にも拍手を送りたい。パロディ映画ばかりでなく、これだけ泣かせる映画も作れるのだ。若きダーチーが敵対する組織との乱闘シーンでは銃を使わずに緊張感のあるアクションを見せてくれたし、上海が日本軍の空襲を受ける場面や日本軍の収容所から捕虜を救い出す場面では大迫力の爆破シーンを見せてくれた。特に私が一番気に入ったのは京劇を上演しながら捕虜を救い出し、裏切り者たちに復讐を果たすシーン。「忠義」を貫き、復讐を果たすための犠牲は少なくなかったが、このラストこそ香港映画の真骨頂!