ジェノサイド・リアリティー　異世界迷宮を最強チートで勝ち抜く (GA文庫) の感想

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序盤の勘違い系なとても痛い厨二病患者的主人公が苦痛で読むのをやめてしまおうか悩みました。
評価が高かったので読み進めましたが、中盤以降は面白かったです。

内容は「この世界がゲームだと俺だけが知っている」のクラス(学年)転移版＋コメディ要素を減らした感じですかね。
ヒロイン候補は多いし、ライバルキャラや暗躍するキャラなどもいるのに、ソロでダンジョン攻略しているときが一番面白い。

ダンジョン攻略もゲーム知識を駆使してサクサク攻略していくのがいいですね。
ゲームが現実になったことで可能となった攻略法とか面白いです。

最後のウッサーの件もそうですが、今後ゲームと違う展開に主人公が振り回されるところも見れそうで楽しみです。

高校1学年180人全員が異世界のダンジョン内へ転移して、
みんなでこれからどうすべきか迷っているのに
主人公だけがソロプレイで、ガンガン未踏のダンジョンを攻略していきます。
（ダンジョンを攻略すれば元の世界に帰れる）

主人公は効率よくサッサとレベル上げしていき、他の生徒に追随を許しません。
（チートとかは使いません、しかしかなり主人公は好戦的です）

主人公はずっとソロプレイを続けていこうとしているのに、
ヒロイン候補達がダンジョンの深部まで追ってきて
うっとうしいから鉢合わせしないように巧みに逃げるのがおもしろかったです。

主人公は基本自分以外女性であろうと一切信用していません。

あとかなりバンバン人が死んでいきます・・・
最終的にダンジョンから脱出する時には、転移した生徒の1割しか生き残りません。

（ダンジョンの鬼畜トラップ、強すぎるモンスターや、
安全エリアになぜかモンスターが入り込んで中途半端な強さの生徒が容赦なく殺されます。）

あとストーリーに無駄がなく、文章も読みやすい。
作者が無駄にいろいろと博識なのもうかがえる。

かなりの良作。