増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 コミック 1-15巻セット (ジャンプコミックス) の感想

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タイトル増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 コミック 1-15巻セット (ジャンプコミックス)
発売日販売日未定
製作者増田 こうすけ
販売元集英社
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

2000年代のギャグマンガは、ギャグや物語よりも
会話劇として面白いものが盛んに登場した印象があります。

言い回しが面白い。ボケとツッコミがはっきりしている。
すなわちキャラが立ち、カップリングの妙で話が展開していく。
そういうシチュエーションコメディっぽい作品が多く見受けられました。

『ギャグマンガ日和』もまた例に洩れず
強烈なキャラクターが登場し膨大に会話を費やしていく漫画です。
(オムニバスなので、あくまで全体的にですが)

ただ他と違うのは、会話劇の手法を取りつつも
構成にゆざぶりをかけるアナーキーさも兼ね備えている点です。

会話劇は少人数で話を回すため
妄想や小規模な話題といった閉鎖的な世界が描かれやすい。

ところがこのマンガは、あえてツッコミ役を排除したり
またはツッコミ役を登場人物たちで争奪させてみたり
様々な実験的要素やメタ構造を導入しています。

言葉を費やして費やして作られる世界。
でありながら破綻しまくっている世界。
なのに会話劇としてしっかり成立している。

そしてそれを15年以上続けている事実。
大袈裟でも何でもなく、これは偉大な事だと思います。

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