ギュスターヴくん (MOEのえほん) の感想

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頭が猫、両手が蛇、足が蛸、という奇妙な生き物ギュスターヴくん。特技は書籍に描かれたものを、こちら側に引っぱりだしてしまうこと。これといったストーリーはないのですが、書籍からあふれる奇妙な生き物がいかにもヒグチユウコ風で、無気味でありつつ可愛らしい。猫の世界でもマンドラゴラってあるんだな（笑）で、根っこはやっぱり猫なのだ（笑）

ギュスターヴくん自身は、いきなり１０人に増えます。（番号がふられています。）
１０人が、本から絵をひっぱりだしていくので、カオスに・・・と、思いきや、案外あっさり収束しちゃうんですね。それもまた一興。

巻末にはギュスターヴくんのお気に入りの本という想定の、フェルトのぬいぐるみの写真も掲載されており、ファンには楽しい１冊です。

こちらは通常版ですが、限定版には手帳がついております。（イラストは表紙のみで、手帳の中身は、わりと普通のノートです。）