ろんぐらいだぁす! (9) (REXコミックス) の感想

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亜美と葵が二人だけで夜間のロングライドに挑戦、という今までの亜美とは違う「フレッシュに向けて頑張る」という感じが読んでいて嬉しいやら微笑ましいやら。でも次巻では何故か先輩たちと目的地で鉢合わせしそうで、また面白い事になりそうです（ご都合主義もここまで来れば大したモノ）。ま、何にしても自転車の楽しさを再認識させてくれた漫画ですのでこれからも楽しく読ませてもらいます。

前巻までで、ヒルクライム方向は十分達成したからか、この巻では距離を延ばす方向でのチャレンジ。またまた主人公　亜美ちゃんがぐんぐん成長するライドになりそう。
外見はゆるめのぽわぽわした雰囲気の可愛いショート娘だがロードバイクに乗った彼女は頑張り屋さん！　の亜美ちゃんと、亜美ちゃんの頼れる幼馴染にして時折でてくる亜美ちゃん好き過ぎるところが、ちょっと妖しい雰囲気の長髪クール美女　葵ちゃんの二人旅。太平洋から日本海へ自転車旅行。未知が満載の冒険と経験の旅路。距離を延ばした事で起こる、不調やトラブル、見知らぬ土地での心細い感じが描かれていて「ある、ある！　あるあるー」と共感する部分も多々ある。楽しい。
また、この漫画は風景描写が素晴らしい。しっかりしたロケーションハンティングの賜物だろう。なので、あの道を走ってるんだな、あそこら辺の街道をいってんのか。この景色みたなぁって思い出される。それが、架空の話なんだけど、なにか本当に彼女たちが走ってるかのように感じてくる。一層面白く感じる。
あの無人ドライブインのレトロな自販機というグンマの秘密兵器を出してきたり、ニヤリ不可避。
露天温泉の場面は紙の大きさが違うのでしょうがないけど、連載時の方が迫力あった。そうそう、こういう光が点々とみえる風景だった。開放感がバーンと表現されてていいシーンだった。温泉回なのに、読者サービスはあまりなかった・・・しょんぼり、とか思いませんでしたよ。『ろんぐらいだぁす』は自転車漫画ですから！
そして、単行本に追加された番外編。「お～、こういう仕掛けできたか」と膝を打ちました。わくわく期待させる展開だねぇ。正直、連載時に唐突に直江津○○がでてきたので違和感を感じてたんですが、これで繋がった。こういう連載で読んでた人も単行本買うとサプライズがあるよって仕掛けは大歓迎。
そういえば、連載も再開されるし、今後の展開が楽しみだ。
私が特に気に入ってるのが　女の子が主人公の二大自転車漫画　『はやめブラストギア』と『ろんぐらいだぁす』
　「ヒャッハー」も「あ葵ちゃぁぁぁん　助けてー」「ふおぉぉぉ」も大変楽しく読んでいます。
Viva bicicletta