TYCOON(初回生産限定盤) の感想

305 人が閲覧しました

発売されて約１週間が経ちますが、ひたすらこのアルバムを聞いて感じたこと、思うことを書き記します。
このアルバムは、CDに収めることができる限界まで曲が詰まっています。
これは3年待たされた身としてはとても嬉しいことです。
ただ、パンパンに詰めたといっても、リリース済みのシングル曲が多すぎるとは思いました。TAKUYA∞は、「アルバムに詰めたい曲が多すぎてとても悩んでいる」と言っていましたが、PRAYING RUNとかALL ALONEとか抜けばいいじゃん・・・・と思ってしまいました。ただTAKUYA∞(最近のUVERworld)はこの2曲をとても大事にしているので、3年間の集大成となるTYCOONにどうしても入れたかったのでしょう。
既存曲を入れるくらいなら、全部新曲にしてくれ！と思いました。3年も待ったのだし笑
次に曲について触れたいと思います。
まずM1:TYCOON
かなりかっこいいです。電子音バリバリのテンションが上がるSEになっています。
M2:Q.E.D.
この曲はタイアップになっているドラマのEDで少し聞いただけでとても好きになりました。最近のUVERの曲はいわゆるスルメ曲というものが多い印象でしたが、どこか懐かしいキャッチーなメロディーで古参の方も聴きやすいと思います。
M3:シリウス
「Ø CHOIR」に収録されている「在るべき形」に似ていると言えば一番伝わると思います。とても綺麗な歌です。
M4:SHOUT LOVE
a LOVELY TONE以来のストレートなラブソングです。「僕の心の中　君以外の女性が行方不明」という歌詞はTAKUYA∞のボキャブラリーの豊富さに驚きました。ラストサビで毎回鳥肌が立ちます。
M5: IDEAL REALITY
ラップ調の歌になっています。BUGRIGHTが好きな方は気にいる曲だと思います。
M6: LONE WOLF
昨年のアリーナツアーで歌われていてかなり評判の良かった歌がついに音源化されました。ライブ音源に比べ、バイオリンなどの音が増えています。私はライブの方が好きでした。いい曲には変わりないです。
M11:ほんの少し

AwakEVE以来のアルバム購入。
それなりに期待していましたが、可もなく不可もなくという感想でした。
メンバーのプライベートも忙しかったこともあり、なかなかアルバムが出ない中、シングルを小出しにしていましたが、それらも全部余すことなく収録してくれたのはよかったです。
ただ、シングル曲以外は控えめな楽曲が多い印象を受けました。サウンド面ではベースの音が以前に比べて埋もれてしまっています。これは音作りというよりミキシングなど編集上の問題でしょうが。あと、ソロパートはサックスが牽引していく曲が多いですが、個人的にはギターももっと前に来てほしいです。
今回のアルバムは史上最も濃厚というウリでセールスされましたが、それはCD１枚の限界まで曲を詰め込んでいるという物理的な面で、クオリティとしては過去作より勝っているとは言い切れません。
ですが、ファンであれば買って損をするほどの出来ではありません。

運良く私はこのアルバム先行でコンサートのチケットを取れましたので、それまで今作を聴き込んで待とうかと考えています。