マーガレット・ミード―はるかな異文化への航海 (オックスフォード科学の肖像) の感想
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参照データ
タイトル | マーガレット・ミード―はるかな異文化への航海 (オックスフォード科学の肖像) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ジョーン マーク |
販売元 | 大月書店 |
JANコード | 9784272440528 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 文化人類学・民俗学 » 文化人類学一般 |
購入者の感想
本書は、アメリカの文化人類学者マーガレット・ミード女史の伝記である。彼女は、サモア、ニューギニアを中心とする南太平洋の異文化をフィールド・ワークを通じて分析し、欧米先進国との違いを研究対象としていた。本書は彼女の人類学的研究成果の難しいことは避け、基本的なところを紹介するに止めているのがいい。
ミード女史は3度の結婚と離婚を繰り返すも、独自の文化人類学的研究成果を積み上げ、アメリカで最も有名な人類学者に成長していくが、本書はその過程を簡潔・明瞭に描いている。本書で知ったことだが、あの「菊と刀」の著者ルース・ベネディクトは彼女の指導教官的な立場にあったようで、ミードも彼女を心から信頼していたようだ。
西田美’試q氏の訳文はこなれていてとても読みやすい。
ミード女史は3度の結婚と離婚を繰り返すも、独自の文化人類学的研究成果を積み上げ、アメリカで最も有名な人類学者に成長していくが、本書はその過程を簡潔・明瞭に描いている。本書で知ったことだが、あの「菊と刀」の著者ルース・ベネディクトは彼女の指導教官的な立場にあったようで、ミードも彼女を心から信頼していたようだ。
西田美’試q氏の訳文はこなれていてとても読みやすい。