劇場版ポケットモンスター ベストウィッシュ「キュレムVS聖剣士 ケルディオ」 [DVD] の感想

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参照データ

タイトル劇場版ポケットモンスター ベストウィッシュ「キュレムVS聖剣士 ケルディオ」 [DVD]
発売日2012-12-19
監督湯山邦彦
出演松本梨香
販売元小学館
JANコード4517331016151
カテゴリDVD » ジャンル別 » キッズ・ファミリー » キッズアニメ・映画

購入者の感想

最初期からのポケモンファンなので、松本梨香氏の『やじるしになって!』の、ノリの良い曲が流れて来た時は、「うお~、これが15周年超大作なのか~♪」と、年甲斐もなく子供と一緒にワクワクしていたのですが、いざ物語が始まると、終始逃げてばかりのサトシ一行に「?」状態。挙句が、ケルディオの聖剣士としての通過儀礼(かな?)が終わったのでおしまいとは・・・。正直EDの曲が流れ出した時は、「え?大スペクタクルでは?超大作では?」という気持ちで一杯でした。

今までの劇場版ポケットモンスターは全て見てきましたが、狙ったかのように史上最小のスケールでした。
いや、別にスケールが小さい事にケチをつけている訳ではないのです。ですが、『超大作』と銘打っておいて、「あるポケモンの通過儀礼にまつわるお話しをしましょう。ちなみに、サトシ達も出てくるよ~」と言われたら「?…世界の命運をかけたような超大作じゃないの?」となりますよね。
しかも、肝心要の主人公であるサトシ達は、ケルディオのサポーターであり、あくまでケルディオの物語のゲストの域を出ません。ロケット団に至っては、ちょろりと最初と終わりに出てくるのみで、物語には絡みもしません(服装を見る限りロケット団の仕事中なのでしょうか?)。様式美なのでしょうが、「何も無理をして出さなくても…」と思ってしまいました。

アニメーションのクオリティは最高で、バトルも素晴らしいものです(これは謳い文句通りでした♪)。加えて、それに負けじと音楽も素晴らしいものでした。ですが、物語が平々凡々とは…。15周年超大作と銘打たれてはいますが、私的には残念無念の凡作なので、評価は☆×3です。

もう1枚のディスクに入っている『メロエッタのキラキラリサイタル(約20分)』に関しては、15周年を意識してか、背景に幻のポケモンであるマナフィの形をした池があったり、EDに今までの劇場版に出てきた幻のポケモンが一瞬出てきたりと、色々とサービスが多かったです。

ポケモンとともに生きている私にとって、15周年のポケモン映画は非常に期待できるものでした。
しかし・・・
どうも、戦う、逃げる、戦う、逃げるの連続で、物語の展開が単純すぎる気がします。
また、ケルディオが今作のメインとして描かれており、サトシ、アイリス、デントの台詞が比較的少ない気もしました。
ロケット団も登場するのですが、彼らはカメオ出演扱いで台詞はありません・・・
15周年なのに台詞をなくすなんて、どうして!?
どうしても納得できません。

あと、おそらく観た方々全員が不思議がっている、アイリスの飛行船の操縦シーン。
これは本当に疑問符が連なるほどの謎でした・・・
操縦できる根拠もないし、何より中盤で墜落して、終盤復活してることが不思議でしょうがない。
ポケスマのコーナーで、ケルディオ役のしょこたんも「この映画最大の謎ですよ」って評した通り、意味が分からない。
出演者にまで突っ込まれるとは、製作側大丈夫でしょうか?

今作は久しぶりの短編映画ありの映画だったので、尺と製作時間、15周年として大作を作らねばというプレッシャーなど
いろいろ大人の事情が重なったのかもしれません。
結果、こうなったと・・・
ポケモンの大ファンである私ですが、全くフォローのないレビューとなってしまいました。
非常に残念です。
飛行船のシーンの前後に未公開シーンを加えたディレクターズカット版が存在するのなら
星を一つあげてもいいのですが、過去の作品DVDにはそんな類は特典映像として収録された例はないので、望み薄でしょう。
来年の映画に期待します。
そしてまた5年後の20周年記念映画に、もっと期待します。

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