Postcards from Paradise の感想

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本作は、2015年4月18日付けで全米アルバムチャート初登場第99位を記録しています。
このアルバムは、リンゴによるセルフ・プロデュースで、ロサンゼルスのホーム・スタジオで録音されました。
作曲については、プロトゥールスを使用して、基本的にまずリンゴがドラムを叩いて、そのうち、ヴァースやコーラスなど思い浮かんだものも付け加えていくというやり方だったそうです。
そして、録音時に参加したミュージシャンと一緒に曲を完成させたそうです。
オールスターバンド結成以来、アルバム制作とライブ活動は、別々のスタッフでしたが、今回、初めてオールスターバンドのメンバーと一緒に録音を行い、息の合った演奏となっています。
マーク･ハドソンがプロデュースしていた時代の緻密な構成の曲も良かったのですが、リンゴ自身がプロデュースするようになってからの曲は、味わい深いものが多いように感じます。

リンゴは、Liverpool 8 以降のアルバムに、リバプールにまつわる曲を毎回１曲ずつ収録していますが、今回の曲は Rory and the Hurricanes です。
Rory Storm and the Hurricanes は、リンゴがザ・ビートルズに加入するまで所属していたリバプールで最も人気のあったバンドの一つです。

なお、Liverpool 8 以降のアルバムでリバプールにまつわる曲は、以下のとおりです。
（作曲は全て Richard Starkey & Dave Stewart）
Liverpool 8 : Liverpool 8
Y Not : The Other Side of Liverpool
Ringo 2012 : In Liverpool
Postcards from Paradise : Rory and the Hurricanes