中国壊死-百年変わらない腐敗の末路- の感想

133 人が閲覧しました
アマゾンで購入する

参照データ

タイトル中国壊死-百年変わらない腐敗の末路-
発売日販売日未定
製作者宮崎 正弘
販売元ビジネス社
JANコード9784828418513
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

購入者の感想

この本では、「シナ」という用語を使っている。なぜならば、20世紀まで「中国」は、無かったのである。
大陸は、王朝が度々入れ替わった。そして、隋、唐、元、清は漢民族とは異なる征服王朝であった。なので、国内植民地を持つ帝国とも云える。
漢族もまた雑多な混血を重ねているため、人種概念より文化概念とした方が良い。そして、漢族と言っても多言語である。
歴代王朝は、漢字を使用したがこの影響ははかり知れないものがある。
シナは、歴史の中で異民族が侵入してきて新しいものをつくり、シナ文明を豊かにしてきた。それは、共通項としての漢字があったためである。
だが、現代では、数多くあった少数民族の言語は消滅しつつある。例えば、西夏文字は拓本にしかなくトンパ文字に至っては解析できる人は少ない。
元王朝時代のチベットの版図の大きさには驚くが現代にダライラマという象徴を生み出した底力の大元であろう。他の少数民族は、象徴不在で団結が出来ず消えゆくのであろう。
そして、シナの歴史は、前のものは盛大に壊す。そうしないと次が始まらない。

シナ文明とは、黄河の中原で育ったということになっている。
だから、現代中国の歴史では他は、全て消されているが同時期あるいはそれ以前に、西方にも北方にも巨大な文明があったことが分かってきた。
河姆渡遺跡や三星堆遺跡、淮河遺跡である。長江文明は黄河文明より古かった。だが、まともには研究しない。
司馬遷の「史記」に書いてないから正統ではないということである。
司馬遷は、知っていたが「漢」に不都合なことは無視したのであった。文字として残っていないせいもあるが長江文明はないことにしている。
大中華を標榜し黄河文明中心を引き継ぐ共産党政権にとっても不都合である。
実は、漢字の発明も洛陽盆地ではなく長江の中流域である証拠が発掘されている。

シナには、システム=制度はなかった。唐時代に於ける律令制・府兵制にしてもそれは、実態に過ぎなかった。それは、特定の時期のある場所でしか行われていない。永続してはいないのである。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

中国壊死-百年変わらない腐敗の末路- を買う

アマゾンで購入する
ビジネス社から発売された宮崎 正弘の中国壊死-百年変わらない腐敗の末路-(JAN:9784828418513)の感想と評価
2018 - copyright© アマゾン通販の感想と評価 all rights reserved.