乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ(5) (アクションコミックス(月刊アクション)) の感想

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タイトル乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ(5) (アクションコミックス(月刊アクション))
発売日2015-11-12
製作者大西 巷一
販売元双葉社
JANコード9784575847109
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

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購入者の感想

今回は、シャールカと仲良しのガブリエラふたりの巻です。

全裸で過ごすことをよしとするキリスト教過激派のアダム派が出てきて、シャールカの親友ガブリエラがアダム派に取り込まれています。シャールカはガブリエラと一緒にいたい一心でひとりアダム派のなかへ飛び込みます。ガブリエラとシャールカの繋がりを通して、アダム派の歪んだ信仰が赤裸々に描かれています。はっきり言って、気持ち悪いです。

宗教戦争のさなかに、宗派の中でも厳しく対立する人々は最後までまったくかみ合わないまま血の応酬を繰り返します。
この物語に描かれる宗教戦争は、ほんとうに救いようがなく・・・話し合いの余地もなくいがみ合っています。

シャールカの「わたし、やっぱり壊れちゃってるのかな・・・?誰かと結婚して子供を産むことももうできないのかな・・・?」というセリフに心が痛みます。
シャールカの思い描く幸せな暮らしは、そんなに特別なものではないはず。なのに、とても遠いものに思える悲しさ。
物語のはじめは死を願いおびえていたシャールカも、いつの間にかたくましくなって「こんどこそガブリエラを助けます」と意思の強さを見せます。

奇跡はなかなか起きません。シャールカにはくじけずに幸せになってほしい。
次巻が心配でなりません。

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