Bill Evans: How My Heart Sings (Yale Nota Bene) の感想
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参照データ
タイトル | Bill Evans: How My Heart Sings (Yale Nota Bene) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Peter Pettinger |
販売元 | Yale University Press |
JANコード | 9780300097276 |
カテゴリ | » 洋書 » Subjects » Biographies & Memoirs |
※サンプル画像
![Bill Evans: How My Heart Sings (Yale Nota Bene) サンプル画像](http://ecx.images-amazon.com/images/I/31Vt5HRyiHL.jpg)
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購入者の感想
情報量の多さに驚く。まずは、これだけの分厚い本を遺してくれた著者に感謝したい。相当な労力だったと思う。
翻訳は、直訳したと思われる部分が散見されるが、これだけのボリュームだから日本語で読めるだけでもありがたい。
全体を通しては美談にまとまっている。特に晩年のほうは誇張もあるかとは思う。
しかし、一人のリスナーが、ファンとして一生をかけて追い続けたジャズ・ピアニストの姿がある。
本人や関係者の証言も随所に組み込まれており、言葉を追うだけでも感慨深い。
個人的には、21章目のタイトルに添えられている、次の言葉が印象に残った。
「脳天に届く衝撃を好み、十分衝撃を受けてようやく何かを感じる人もいる。
でもなかには内面に入って、何か、もしかしたら豊かさなどを探したい人々もいる。」(ビル・エヴァンス)
巻末資料として、ビルが参加した全てのセッションのアルバムが紹介されているから、特に初期のものは参考になる。
ビル・エヴァンスの作品は概ね理解していて、より深く知りたくなった時に、この本は決定的な一冊になると思う。
翻訳は、直訳したと思われる部分が散見されるが、これだけのボリュームだから日本語で読めるだけでもありがたい。
全体を通しては美談にまとまっている。特に晩年のほうは誇張もあるかとは思う。
しかし、一人のリスナーが、ファンとして一生をかけて追い続けたジャズ・ピアニストの姿がある。
本人や関係者の証言も随所に組み込まれており、言葉を追うだけでも感慨深い。
個人的には、21章目のタイトルに添えられている、次の言葉が印象に残った。
「脳天に届く衝撃を好み、十分衝撃を受けてようやく何かを感じる人もいる。
でもなかには内面に入って、何か、もしかしたら豊かさなどを探したい人々もいる。」(ビル・エヴァンス)
巻末資料として、ビルが参加した全てのセッションのアルバムが紹介されているから、特に初期のものは参考になる。
ビル・エヴァンスの作品は概ね理解していて、より深く知りたくなった時に、この本は決定的な一冊になると思う。