小児超音波診断のすべて の感想
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参照データ
タイトル | 小児超音波診断のすべて |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 金川公夫 |
販売元 | メジカルビュー社 |
JANコード | 9784758315807 |
カテゴリ | ジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学 » 放射線医学・核医学 » 画像医学・超音波医学 |
購入者の感想
本書は小児のエコーについてあらゆることが記載されています。最近良く行われている股関節診断や腸重積の整復、あるいは移植後腸管GVHDの評価など超マニアックなものまで、エコーで診断できるありとあらゆるものが記載されています。出血など緊急を要する疾患の診断にもページを割いています。辞書的に使うには非常に有用と思います。研修医がエコー技術の向上に有用であるとは全く思いませんが、もうすでにエコーがあるていどできる方がさらなる技術向上に使うには有用であり、病院に1冊あってよいと思います。
ただ、一般小児科医がこのすべてをマスターするのは不可能です。その場合、必ず他の重要な何かが犠牲になります。
小児科医は一般にすべてのことが自分でできるようにならなければいけないという考えが強いように思います。エコーもできないよりはできたほうが良いでしょうが、しかしそれはあくまで患者のためになる診療につながることが前提であす。エコー技術がすごくてもダメな小児科医はたくさんいます。
個人的には、小児科医がエコーをするのは出血を疑う時や新生児の評価など緊急時、あるいは心臓など動きをリアルタイムで評価したいときに限定してよいのではないかと考えます。その他の緊急を要しないエコーは技師に任せ、習熟に充てる時間を、他の医療技術や知識の向上にあててはいかがでしょうか。そのような意味で、本書は小児のエコー技術を向上させたい技師さんには強くおすすめしたいです。
ただ、一般小児科医がこのすべてをマスターするのは不可能です。その場合、必ず他の重要な何かが犠牲になります。
小児科医は一般にすべてのことが自分でできるようにならなければいけないという考えが強いように思います。エコーもできないよりはできたほうが良いでしょうが、しかしそれはあくまで患者のためになる診療につながることが前提であす。エコー技術がすごくてもダメな小児科医はたくさんいます。
個人的には、小児科医がエコーをするのは出血を疑う時や新生児の評価など緊急時、あるいは心臓など動きをリアルタイムで評価したいときに限定してよいのではないかと考えます。その他の緊急を要しないエコーは技師に任せ、習熟に充てる時間を、他の医療技術や知識の向上にあててはいかがでしょうか。そのような意味で、本書は小児のエコー技術を向上させたい技師さんには強くおすすめしたいです。