完全独学! 無敵の英語勉強法 (ちくまプリマー新書) の感想

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猫も杓子もスピーキング、といった風潮がどれ程のものかはさておき、著者の主張は一貫している。それは高等教育ではリーディングこそが中心で、その準備段階の受験でもリーディングが最重要というものである。その意味では、安易に4技能を打ち出している(ように見える)TEAPには婉曲的ながら批判的である。

新書ということもあり、リーディングの詳しい理論や文法の解説などは氏の他の著書に譲っている。それらの足がかり的な位置付けになるのかもしれない。決して楽ではない英語学習。本気で取り組む覚悟がある人にとっては最適の一冊であろう。