里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く (角川新書) の感想
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参照データ
タイトル | 里海資本論 日本社会は「共生の原理」で動く (角川新書) |
発売日 | 2015-07-09 |
製作者 | 井上 恭介 |
販売元 | KADOKAWA/角川書店 |
JANコード | 9784040820132 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会一般 |
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購入者の感想
世界を席巻する「マネー資本主義」への対抗原理として、「里山資本主義」という観念を打ち出した井上恭介さん(現NHKエンタープライズ エグゼクティブ・プロデューサー) たちであるけれども、その「里山資本主義」をさらに深化させたのがこの「里海資本論」である。言ってみれば、「山」を“入口”とするならば、“出口”に当たるのが「海」である。その海、具体的には瀬戸内海における“生の循環・再生”に取り組んでいるオジさんやオバさんたちの営みを、井上さんたちが取材する中で、呱々の声を挙げた概念が「里海資本論」だ。「瀬戸内海生まれ日本発」(松田治・広島大学名誉教授p.103)のコンセプトで、今や「世界の内海の解決策」(p.101)ともなりつつある「里海」は、「SATOYAMA(里山)」とともに、本書の「解説」を担当する藻谷浩介さん(日本総合研究所調査部主席研究員)によれば、「SATOUMI」として「世界の生態学者の常用語」(p.223)になったみたいである。