海街diary 7 あの日の青空 (flowers コミックス) の感想

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参照データ

タイトル海街diary 7 あの日の青空 (flowers コミックス)
発売日2016-01-08
製作者吉田 秋生
販売元小学館
JANコード9784091670731
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

ちょうど1年半ぶりの第7巻、表紙絵は第2巻以来の四姉妹勢ぞろい、そしてバックは江ノ電に鎌倉の海、青い空、素敵な絵で期待感十分です。この絵は第1巻の表紙絵と同じ場所をアングルを変えて描かれています。ネタバレになるので詳細にはふれませんが表紙絵の和やかさや穏やかさとは裏腹に本巻は今までにないくらい物語が大きく動き出します。穏やかな予定調和に見えたこの作品ですがすずにも姉たちにも大きな変化と決断が訪れます。まるでたまっていた夏休みの宿題を一気に片付けるかのように、そしてまた新たなより大きな宿題を波乱の前兆のように残して物語は次巻へと続いていきます。こんなにもお話が動き出すなんて、あの人物のいつにない表情はそういうことだったのかと、この人にはこんなことがあったのかと物語の展開にそれでそれでとぐいぐいと引き込まれて一気に読み通してしまいました。

いろいろなお話が交錯しますが「海街diary」は大まかに分けると3つのテーマが並行している作品だと思います。
1、 四姉妹の絆
2、 すずを中心とするオクトパスのメンバーの成長
3、 姉たちの恋愛の進展
それぞれのテーマの骨格をなす話が、
1)「蝉時雨のやむ頃」第1巻第1話
2) 「二階堂の鬼」第1巻第3話
3) 「誰かと見上げる花火」第3巻第2話
以前からそうではないかと思っていましたが第6巻でそれぞれが回想シーンとして使われていたので確信しました。もう一話補足的に挙げるとしたら第4巻第2話の「ヒマラヤの鶴」でしょうか。1が物語全体を支える縦糸、2と3が横糸で両者を組み合わせることで着物の美しい絵柄が描かれるような構成です。

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