学習する学校――子ども・教員・親・地域で未来の学びを創造する の感想
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参照データ
タイトル | 学習する学校――子ども・教員・親・地域で未来の学びを創造する |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ピーター M センゲ |
販売元 | 英治出版 |
JANコード | 9784862761408 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般 |
※サンプル画像
購入者の感想
2000年版の「school that learn」には目を通し、読み通すのが大変だなと思ったところ、邦訳を読む機会がありました。
邦訳は2012の改訂版をもとに書かれていて、2000年版とは内容の配置が前後している個所などがあります。
2000年代のNCLB法下でのアメリカの教育環境に基づく大幅な補記があり、2000年の本とは別の本と捉えてもよいくらいです。
2000年版は情報量が少ない分読みやすいというメリットもありますが、もし持っていないのであれば断然2012年版がよいと思います。
2012年版に目を通したわけではないので今回の訳本との比較まではできないのですが、この大作を訳してもらったという点でとにかくありがたいです。原文では「9月から10月に始まって」とあるところを「新学期から」と訳すなど、日本の読者が読みやすいような配慮もされていると思います。
ただ、原著は版が大きいので図が見やすく、ワークブックのような印象ですが(ワークする部分はありませんが)、邦訳はページ下の余白に書き込む形となっていて、読み物という印象になっています。
個人的には、センゲの5つの原則をどう適用するかという観点よりは、パウロ・フレイレなど広範な文献にあたった教育学のテキストになっている感じで、「保護者会で教師がすべき質問」など具体的なヒントも得られますよ、という内容の方が印象に残ります。
邦訳は2012の改訂版をもとに書かれていて、2000年版とは内容の配置が前後している個所などがあります。
2000年代のNCLB法下でのアメリカの教育環境に基づく大幅な補記があり、2000年の本とは別の本と捉えてもよいくらいです。
2000年版は情報量が少ない分読みやすいというメリットもありますが、もし持っていないのであれば断然2012年版がよいと思います。
2012年版に目を通したわけではないので今回の訳本との比較まではできないのですが、この大作を訳してもらったという点でとにかくありがたいです。原文では「9月から10月に始まって」とあるところを「新学期から」と訳すなど、日本の読者が読みやすいような配慮もされていると思います。
ただ、原著は版が大きいので図が見やすく、ワークブックのような印象ですが(ワークする部分はありませんが)、邦訳はページ下の余白に書き込む形となっていて、読み物という印象になっています。
個人的には、センゲの5つの原則をどう適用するかという観点よりは、パウロ・フレイレなど広範な文献にあたった教育学のテキストになっている感じで、「保護者会で教師がすべき質問」など具体的なヒントも得られますよ、という内容の方が印象に残ります。