免疫療法に近づくな――長生きするなら「免疫力」より「抵抗力」 の感想

183 人が閲覧しました
アマゾンで購入する

参照データ

タイトル免疫療法に近づくな――長生きするなら「免疫力」より「抵抗力」
発売日2013-08-27
製作者近藤誠
販売元亜紀書房
JANコード登録されていません
カテゴリ »  » ジャンル別

購入者の感想

この本は巷にはびこるインチキ療法に証拠を挙げて警告するという意味では大変価値がありますが、重大な視点が抜けています。
それは「生物の各免疫細胞はさまざまな栄養素によるバックアップを受けて機能している」という点です。

人間は哺乳類の中では珍しく、ビタミンCを体内で合成できません。そのせいで免疫機能が他の動物とは比べ物にならないほど不安定です。
たとえ無意識でもストレスを受けると、抗ストレスホルモンの「コルチゾール」が生成され、ビタミンCその他の大欠乏が起こり、病気にかかってしまいます。

※※※なかでも「NK細胞」はなぜか、「コルチゾール」のレセプター(受容体)があり、これを受け取ると死滅してしまうらしいのです。近藤氏はこの事実を完全に度外視しています。

人類以外の哺乳類はストレスを受けるとビタミンCを通常の8〜10倍に増やして(人間に換算すると数十〜数百グラムというとてつもない量です)免疫力を増強し、対処しますが、人間にはそれが出来ません。各種酵素を作るためのミネラルも現代人は絶対的に不足しています。それに体温が高い人は癌になりにくいとも言われてます。

通常、ビタミンCは肝臓でブドウ糖から合成されますが、人類はその過程を経ずにそっくりそのまま糖分を脂肪に変換して蓄えることが出来ます。農耕を始めるまでは、むしろそのほうが生存に有利だったようですが、現代では免疫機能を過剰に抑制するという皮肉な結果となってしまっています。

しかも、いわゆる発癌物質(特に放射能)を体内に取り込むと大量の活性酸素が発生し、それらを処理するために抗酸化系の栄養素が大量消費され、免疫機能が常に手薄な状態になってしまいます。放射能がさまざまな病気を引き起こすのは、このせいだと私は考えています。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

免疫療法に近づくな――長生きするなら「免疫力」より「抵抗力」 を買う

アマゾンで購入する
亜紀書房から発売された近藤誠の免疫療法に近づくな――長生きするなら「免疫力」より「抵抗力」(JAN:登録されていません)の感想と評価
2018 - copyright© アマゾン通販の感想と評価 all rights reserved.