Diagnostic Strategies For Internal Medicine, 1e の感想
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参照データ
タイトル | Diagnostic Strategies For Internal Medicine, 1e |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Charles J. Grodzin MD |
販売元 | Mosby |
JANコード | 9780815106425 |
カテゴリ | 洋書 » By Publisher » Elsevier » Elsevier HS |
購入者の感想
この本は、内科を免疫、循環器、呼吸器など計12の専門科に分け、計107の症例が示されます。一般に、主訴、病歴、身体所見等が冒頭で示され、Q1として、「鑑別診断は?」という質問とそれに続いてその解説が書かれます。鑑別を挙げた後に、Q2として検査データが示され、「確定診断は?」と問われます。そして、Q3「治療と予後は?」と、対象の疾患についての重要なポイントが記載され、最後に「case follow-up」としてその後の経過と、症例で問題となったポイントが整理されます。分量は、1caseあたり約5ページで、鑑別診断のリストや診断へのアルゴリズム等が、洗練された表としてそのうちの1ページ程を占めます。107の症例を通して、内科として問題となるような代表的な症候や状況を幅広く網羅しているものと思われます。
このように本書は、アメリカ医学の特長ともいえる「常に症候や得られた情報から何を考えてどうするのか?」というproblem-basedのアプローチで議論が進められ、この事が本書が学習者に印象的に症例を経験させる理由となっているものと考えられます。2回くらい通読すれば、実践的な医療の現場で必要とされる思考方法が鍛えられるのではないかと思います。casestudyのみならず、独学にもお奨めです!!
このように本書は、アメリカ医学の特長ともいえる「常に症候や得られた情報から何を考えてどうするのか?」というproblem-basedのアプローチで議論が進められ、この事が本書が学習者に印象的に症例を経験させる理由となっているものと考えられます。2回くらい通読すれば、実践的な医療の現場で必要とされる思考方法が鍛えられるのではないかと思います。casestudyのみならず、独学にもお奨めです!!