ザ・ビートルズ レコーディング・セッションズ完全版 の感想
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参照データ
タイトル | ザ・ビートルズ レコーディング・セッションズ完全版 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | マーク・ルーイスン |
販売元 | シンコーミュージック |
JANコード | 9784401632947 |
カテゴリ | ジャンル別 » エンターテイメント » 音楽 » 海外のロック・ポップス |
購入者の感想
1990年に出版されたものの新版・改版であり、旧版発行後に出てきた新しいデータ等の資料が追加されている。マーク・ルーイスンによるレコーディング記録は1962年6月6日から1970年5月8日までとまったく変わっていない。レコーディング記録の内容も変わっていない。旧版では巻末に納められていたポールのインタビューが、新版では巻頭にきているのと、レコーディング途中の写真等が新しいものと差し替えられたり、全体的なレイアウトが変わっている。
旧版と大きく変わったのは、本と活字フォントの大きさである。版型がA5からB5に変わると同時に、最近の出版界の傾向と読者の高齢化にあわせて、文字も大きくなって、レイアウトも考えられて読みやすくなっているのは本当にうれしい。
ところで、肝心の内容だが、既に知っている事実にもかかわらず、何度読んでも興味深く、ついつい時間を忘れて読み耽ってしまう。印象深いのは、1968年7月中旬のホワイト・アルバム製作中のスタジオの険悪なムードだろう。嫌気がさしたエンジニアのジェフ・エメリックはとうとうスタジオを飛び出してしまう。そのときのスタジオ内の雰囲気が生々しく記録されている。ジェフが本書の記録に再登場するのは、1969年4月14日の"The Ballad of John and Yoko" のレコーディングのときである。
2009年9月、リマスターCDが発売されたこともあり、当時のレコーディング環境を臨場感を持って追体験できることはファンにとっては興味が尽きないことである。
旧版と大きく変わったのは、本と活字フォントの大きさである。版型がA5からB5に変わると同時に、最近の出版界の傾向と読者の高齢化にあわせて、文字も大きくなって、レイアウトも考えられて読みやすくなっているのは本当にうれしい。
ところで、肝心の内容だが、既に知っている事実にもかかわらず、何度読んでも興味深く、ついつい時間を忘れて読み耽ってしまう。印象深いのは、1968年7月中旬のホワイト・アルバム製作中のスタジオの険悪なムードだろう。嫌気がさしたエンジニアのジェフ・エメリックはとうとうスタジオを飛び出してしまう。そのときのスタジオ内の雰囲気が生々しく記録されている。ジェフが本書の記録に再登場するのは、1969年4月14日の"The Ballad of John and Yoko" のレコーディングのときである。
2009年9月、リマスターCDが発売されたこともあり、当時のレコーディング環境を臨場感を持って追体験できることはファンにとっては興味が尽きないことである。