野球に革命を起こすバッティング理論 の感想

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タイトル野球に革命を起こすバッティング理論
発売日販売日未定
製作者安藤 秀
販売元現代書林
JANコード9784774514178
カテゴリ » ジャンル別 » スポーツ・アウトドア » スポーツ

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購入者の感想

打撃理論に唯一絶対はない、とはいえ、数多いる名打者の固有の理論を全て
読破、試行することも無理な話。であればいろんな理論(感触、体の動かし方 等)
に共通するエッセンスみたいなものを抽出し、体育学・運動理論の切り口で整理統合すれば、
多くの伸び悩む野球少年少女達にとって、まず基礎として覚えるべき体の使い方の
良き範型になるのでは。ということで、ゴルフの運動理論で名を成した著者が
自身も愛して止まない野球へのささやかな恩返しとして書き下ろされたもの。

正確に且つ詳しくはご一読して頂くのが最適なのだが(読み易いのですぐ読めた)、
トップ(著者流に言えば「Top of Swing」)の位置から「そのまま振り下ろす」とされることが
多い振出し前の一瞬のタイミングに注目し、その瞬間を「Swing Start Position」として
分離、Top of SwingからSwing Start Positionに至る「間」で投球の高さ、コース、球種を
判断、ここで投球にバットの位置をアジャストしつつ腰から始動することで横と縦の動きが統合
され、ダウンスィングが完成されるとする。バットの握り方、構えやトップにある時のバットの方向
など細かい点にも言及があり、あくまでストライクを正確にミートし出来るだけ強く叩くために
どのように体を持っていき、どういう感触を確かめるのか、そのためにどんな練習法が
効果的か、etc etc、なるほど、と思わせる内容が随所に散りばめられている。

40年程前に例の荒川 博氏のダウンスィング理論が王道とされた後、様々な疑義が呈され
一般には見向きもされなくなったようだが、この本で説かれる内容に照らして見ると
ある意味、ダウンスウィングは有効で(それは荒川氏が説いたものとは異なる、というか
運動力学として解明・理論化した進化形と言おうか)苦し紛れのように当時は聞こえた
「ダウンスィングは結局はレヴェルスウィング」という説明もジャストミートではないにせよ的を射た話
だったのかも、と感じる。

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