アルスラーン戦記(4) (講談社コミックス) の感想

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参照データ

タイトルアルスラーン戦記(4) (講談社コミックス)
発売日2015-10-09
製作者荒川 弘
販売元講談社
JANコード9784063955088
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

あらすじ
首都を敵国に陥落させられたものの、なんとか落ち延びたアルスラーン王子一行。
敵方に全土を掌握されたわけではなく、そこで、反攻戦力を糾合するため、まだ十分な戦力を有したある地方城塞都市に赴く一行。そこでは、領主ホディールが自身の所有する奴隷に対して善政を敷いており、訪れたアルスラーンらを歓迎する、しかし・・・といった内容。

自由や生き方といった普遍的なことについて、わかりやすく示唆的なエピソードを含んでおり、とても好きな巻です。

表紙はエラムですが、4巻はギーヴの巻でした。

原作よりコミカルで、アニメより男の色気があるギーヴが、アルスラーンとのオリジナルエピソードを挟みながら、軽やかに活躍します。
もちろん原作の「ええい、やってやる!」からのアクションもばっちり描かれています。

おそらくギーヴはまだ、自分は仕方なく王子を守っているのだ、と思っているのでしょう。
けれど読者の目には、彼の心情の変化は明らか。 

この巻は、ヒルメスの幸福な少年時代の回想から始まり、中盤にエラムとナルサスの出会いを描き、最後はアルスラーンの回想で終わります。

彼らがなぜ、その様な人物なのか。
そして、この物語が描こうとするのは何なのか。
それらが自然に感じられて、彼らがますます好きになってしまいます。

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