英雄伝説 閃の軌跡II (限定ドラマCD同梱版) の感想

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参照データ

タイトル英雄伝説 閃の軌跡II (限定ドラマCD同梱版)
発売日2014-09-25
販売元日本ファルコム
機種PlayStation 3
JANコード4956027126178
カテゴリ機種別 » プレイステーション3 » ゲームソフト » ロールプレイング

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購入者の感想

絆システムや騎神戦がどうとかの前に、まったく盛り上がらないストーリーにがっかりでした。
個人的には好きな終わり方だった前作ラストからの出だしはいい雰囲気でこれはいいかもと思っていたのですが、ストーリーが進めば進むほど、「あれ!?」という違和感ばかり。 
内戦下という割には町ごとの雰囲気はいたって普通で緊張感が感じられない。
主人公のリィンが貴族にも正規軍にも属さない第3の勢力という位置づけというが、どう見ても正規軍の味方としか思えない行動の数々。
貴族連合のお約束的な悪役のノリなんかはもう滑稽でした。(カイエン侯の情けなさは個人的には好き。ああいう間抜けな敵役は少しはいないとね)。
結社もだんだんと脅威感が下がってきているのも残念な話。そもそも幻焔計画って何って話だし。
結局、帝国編というよりは士官学院’Z組編にしか思えないこじんまりとしたストーリー(軌跡シリーズの大きな謎は何一つ解明されない)にがっかりでした。だったらそれはそれでリィンVSクロウをメインに据えてしっかり描けばよかった気がします。
第1部で仲間を集め、第2部で学院生を集め、さあこれから激動の第3部かとおもったら終章だった・・・。周回プレイをすると分かりますがボリュームがほんとに無い。とりあえず2週しましたが、1週目はそれでも細かくプレイしていたので約90時間はかかりましたが、2週目は30時間を切る位で終わってしまった。イベント等の会話をほとんどスキップせずにです。どんだけ薄い内容だよって感じです。

そもそも貴族連合が駆逐されるのは「碧の軌跡」で語られていた既成事実なので、あのお方(宰相殿)がどうやって切り返すのかが個人的には興味津津だったのですが、結局あの人何にもしてないよね、ラストひょっこり出てきて「御苦労さん」って言っただけ。貴族連合、自滅だよね。というか貴族勢力駆逐されてないですよね。結局以前の対立関係に戻っただけ。
外伝もほんとに蛇足。あんな形ならロイドもリーシャも必要無かったような・・・。

空FC 、空SC、空3rd、零、碧、閃1とシリーズをこなしてきましたが、他のレビューでも指摘されているとおりストーリーがつまらないと感じました。

前回からモーションの改善やオーバーライズ、ロストアーツ追加、騎神戦の本格的導入と様々な要素が追加されましたが、敵の体力がべらぼうに多いのが終盤になると増えてくるので必殺技やオーブメンツによる能力の底上げがないと戦闘が長引いてしまう事態になります。白熱した戦いを望む方ならともかく、面倒くさがりにはちょっとしんどい。

騎神戦はもう少し特殊性があれば化ける可能性はあるかなと思いました。基本的に一対一か一対二になるので戦略性の楽しみは半減しています。

また今回は本筋とは関わらないダンジョン探索が多いので、そういうのが好きな人は喜びそうです。

こういうシステム面に手を加えられて、技術向上、戦闘の幅が広がるのは良いように評価できますが、如何せんストーリーの方は逆に風呂敷を広げすぎたかなと感じました。

別に私は個人的に謎が解決しなくても話が面白ければ文句は、あまり言いません。閃1にしても、不満はあっても、それなりに面白かったから閃2を買ったわけですが、正直閃1よりもストーリー性は落ちます。

大体、仲間集めもしくは要人救出→助け、助けられ合流→貴族連合と激突し戦闘→最後の締めに騎神戦の繰り返しが何度もあり、またボスを倒しても「今から本気出すぞ、学生ども」→「助太刀参上!」な展開を何回も見るハメになります。もっとバリエーション増やしてください。演出家様。

それに閃1までの、表向き主人公たちが解決した事件の背後にはある計画が進められ、それが終盤に明かされる、といったワクワク感も閃2にはほぼありません。最後にポンと秘密の種明かしと謎が提示されるだけです。

空SCや碧の時に感じたクリア後の余韻・達成感は全くありません。
何か冷めた感じです。メインストーリーの出来は歴代最悪だと思います。
序盤~中盤の学生集めや内戦中自分たちができることをやっていくという描き方は王道の軌跡らしくてまぁ良かったのですが、終盤をもっと掘り下げてほしかった。
どんでん返しもありましたが、「え?いつの間に内戦終わったの?」という感じでエンディングを迎えます。しかもその後いきなりクロスベルに移り、長い後日談…
今までの伏線回収はほんの一部だけで、むしろ謎は増えたと言っていいでしょう。

メインキャラも多すぎて、やはり一人一人が薄くなっていると感じます。
帝国が広いのはわかりますが、パーティーキャラ20人とかは空3rdのような外伝的なものでやってください。
今回の絆は「道」がテーマでしたが、絆イベントをしていないキャラは空気です。どのようにしてそういう「道」に進むに至ったのかを全然描けてません。全員の「道」を理解するには何周も何周もしなくてはなりません。
やはり帝国編を大勢パーティーの学園ギャルゲー路線にしたのは間違いだったと思います。
クロスベル編のパーティーは、1周目でもストーリーが進むにつれそれぞれ掘り下げられていて良かったのですが…

良いと思ったところは、街のNPCやモブ学院生の会話めぐりと、戦闘です。
軌跡シリーズはNPCにも名前とストーリーがありますが、帝国にも個性的なNPCが多くとても楽しかったです。
時間を忘れて毎回マラソンしてました(笑)。
戦闘も相変わらずのコマンド選択式ですが爽快感があって楽しかったです。めっちゃインフレしてましたが。
BGMも最高です。

ロード・処理落ちは前作のパッチ前に比べればだいぶマシです。モーションも自然になりました。
システム面は何も不満がないのですが…メインストーリーが…

軌跡シリーズのストーリーが気になってる方はぜひ空→零→碧をプレイしてください。
閃のストーリーとは雲泥の差です。

RPGゲームは閃の軌跡からはじめてプレイしました。
VII組の一人一人の自分の道を選び、大切な人達を守りたいという彼らの思いには感銘を受けました。
ただ、外伝にて最後リィンの「羨ましいなと思ってさ」という発言がありました。
羨ましいと言うのではなく、「仲間って良いものだな」または、羨ましいの後に「でも俺はちっとも俺はちっとも寂しくなんかない。VII組の皆はいつも俺の心の中にいる。皆の事を愛しているから、俺は皆の生きる帝国を守りたい。それが俺の進むべき道。いつかまたVII組の皆と笑顔で再会できる事を信じて。」と言えてくれれば良かったのに、外伝のラストはちょっと残念でした。

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