データブック オブ・ザ・ワールド―世界各国要覧と最新統計〈2015(Vol.27)〉 の感想

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たとえば、シリアのイスラム宗派の割合についての記載を比較してみます。
・帝国書院 データファイル(2014年,486円): イスラーム(大半がスンナ派) 88%
・二宮書店 地理統計要覧（2014年, 400円): イスラム教(スンナ派74・アラウィー派11)
・二宮書店　本書 (2015年, 650円): イスラム教 88%(スンナ派74・アラウィー派11・ドゥルーズ派3)

帝国書院は赤黒2色刷りで気に入っていたのですが、二宮書店の方が情報量が詳しいことがわかりました。
本書の場合、さらにシリアの記載は1.5ページで、そのうち約0.5ページの略史11行、現況25行の記載があります。
ハフェズ=アサド前大統領がアラウィー派ということも読み取れます。
普段持ち歩くのでなければ、250円高いだけで、世界各国要覧が加わる本書はとてもお買い得だと思いました。