こうして捏造された韓国「千年の恨み」 (WAC BUNKO) の感想

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「情報戦争」とは、現代特有のものだろう。
中・韓は、一体となりアメリカ・欧州・国連・国際会議等で日本に対して情報戦争を仕掛けている。
それはその性格上、当然に捏造であり悪質なプロパガンダである。
日本人は、抑々そのような発想がないので現在、後手を引いている。外務省というより内閣府で当たるべきであろう。
きっちりお返しをしないと大きな誤解を与えることになる。
河野談話に見られる、他国の文化に無知という傲慢な日本的思いやりは、有らぬ誤解の種を蒔き、果ては、それが罪になり格好のネタを与えてしまった。

この本は、これまで取り上げられる事の少なかった元寇、李承晩ライン及び竹島無法占拠、終戦時の暴虐、日本からの膨大な援助による高度成長等独自の視点からの具体的事実が列挙されている。韓国についての内容であるが共闘を組み、共通点も多いので中国も取り上げる。

隣国に対し、このような情報戦を仕掛けて来る。しかも、示し合わせてというのが戦略的に成功するというのは疑問である。何故ならば、世界は、両国より圧倒的に日本に対して好意的である。
両国とも幻想で動いているのではないだろうか。それは、本音では国政運営が必ずしも巧くいっていないという焦りから来ているのではないか。
また、両国に共通するのは、「近代」以前であることである。
それは、「法治主義」ではなく「人治主義」であり韓国に至っては自己矛盾となる遡及法さえ制定する。中国は、普通選挙さえしていない。「人治主義」の国家・国民は、強きを助け弱きを挫く傾向が強い。
日本が順調に経済成長している間は言い掛かりを突けてくることはなかった。
民主党政権時代に中・韓・露から領土について揺さ振られ不適切な対応したことは、未だに尾を曳いている。これと相俟って日本経済は２０年デフレという沈滞に苦しんでいた。
要するに、素人政権が見縊られたのである。
国民にも愛想を尽かされ選挙で大敗を喫し政権は交代したが日本は、色んな面で深い傷を負った。
安倍政権が統治制度が変わったような以前の自民党政権とも異なる見違えるような外交・国内政権運営をしているのが救いである。

著者は多くの韓国人にとって「日本潰しは夢だった」と指摘します。

小学生達に学校で日本をミサイル攻撃するポスターを書かせ、それを地下鉄に貼り出す。
それを横目に通行人は溜飲を下げ、日本を核攻撃する小説や映画が大ヒットをする。
幼少期から植え付けられた日本への反感が「日本を潰す」という夢を抱かせてきた。

韓国人の反日は日本をなくしてしまうという、究極の目標を目指しているように見えます。
彼らの国では頻繁に日本沈没が話題になりますから、そういう願望を持っていることは事実でしょう。
「日本をなくすといっても、映画のようにミサイルで日本を葬り去ることは不可能」
そうであるから、韓国政府は武力を使わずに「外交戦争」で日本を自壊させようとしているのです。

大統領のクネは就任直後からの反日で、お花畑な日本のメディアの度肝を抜きましたが、よく考えれば
「日本を敵性国家にしよう」とアメリカに提案した盧武鉉、竹島に上陸し、天皇を侮辱した
李明博から、対日政策を引き継いだだけともいえるのです。

クネは大統領就任時に「千年経っても恨みは変わらない」と言い放ちましたが、
むしろ千年の苦痛を味わってきたのは日本の側だ、というのが本書の骨子です。

フビライをけしかけて日本へ侵略した高麗王から始め、終戦時における日本婦女子への暴虐、
竹島を不法に奪い取り多くの漁民を拿捕、人質として抑留した李承晩ライン、
膨大な額の対韓援助を懐に入れておいて、いまだに慰安婦だ、強制連行だと強請たかりの厚顔。

本書で特に目を引いたのは豊富な資料を引用した「強制徴用」の嘘です。
戦争時、朝鮮は日本の領土であり、朝鮮人は日本国民でした。
召集された日本人が戦地で命を落としていたときに、朝鮮人達はどのような環境で働いていたのでしょうか？

戦時に炭坑などで働く作業員の給与は極めて高く、手当を含めて月収百五十円〜百八十円、
勤務成績がよければ三百円にも届いたといいます（陸軍海軍の大佐クラスの給与）