fam Autumn Issue 2015 (三才ムックvol.821) の感想

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この本自体はアウトドア専門というわけではないのですが、今回はキャンプ特集ということで、全146ページ中68ページがキャンプの記事です。
肝心の内容ですが、「入門」とかタイトルにある割には載っているアイテムが本格志向の高いものばかりで、非現実的な記事が多い他誌（実名は伏せます）とは違い、実際に量販店で買いそろえられるものが多く載っていて好感が持てました。

付録のミニ焚き火台もなかなかのものです。手のひらに乗る大きさでありながら、組み終えると頑丈そのもの。熱源は固形燃料、木の枝や松ぼっくり、木炭と幅広く使うことができます。
火力はコンパクトさゆえにそれなりで、例えば、これで自ら湯を沸かすとなると気の長い作業になってしまいます。それでも、ファミリーキャンプの余興で子供たちにマシュマロを自分で炙って食べさせたり、ソロキャンプでお一人様バーベキューをするのなら十分まかなえます。
実にいいものを手に入れることができました。

ところで、この本はキャンパーたちの間では早くも評判になり、発売日（2015年9月4日）直後からAmazonはもちろん楽天ブックスでも品切れの状態になっています。そんな状況に乗じて、定価815円（税抜き）の商品を数倍の値段で売りつけようとする出品者がいるようですが、無視しましょう。
私はネットで品切れだったので本屋を回って探しましたが、店頭には意外とまだあります。私は近所のTSUTAYAで手に入れました（2015年9月5日付けで購入）。
どうか、人の足もと見て商売する悪質な業者に、大切なお金を余計に支払うことがないようにしてください。

【追記】2015年9月14日
　転売屋のせいで手に入りにくい状況を見かね、10月に重版が決まったそうです。
　転売屋さん涙目？