いつも出遅れる人の株講座 (中公新書ラクレ) の感想

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タイトルいつも出遅れる人の株講座 (中公新書ラクレ)
発売日販売日未定
製作者太田 忠
販売元中央公論新社
JANコード9784121505224
カテゴリ » ジャンル別 » 投資・金融・会社経営 » 株式投資・投資信託

購入者の感想

 当書は株式投資の入門書である。
著者によればこの10年間個人投資家のスキルはあまり向上していないという。
買ったり売ったりのタイミングの遅れで充分の利益を得られていないと指摘する。
この本はそういった個人投資家およびこれから株式を新しく始めようという人に
むけて株式投資の基本中の基本を伝授してくれる。

 基本的なことについての本だから書いてある内容は他の本と重なるが、当書はとてもわかりやすく
また真摯な内容である。私が感じた面白いところは、次の3点だった。

 1.米国市場と日本市場の過去のトレンドを比較して、バフェットの考え方はリスペクトするが
バフェット流の手法(バイ&ホールド)は日本市場では通用しないと言明している。

 2.下落相場の投資戦略こそが最も大事であるということ。ETFでマーケット全体を売る方法とか、
逆指値注文を用いて損失を最小化する方法を書いている。野田内閣が解散したとき(2012.11.14)の
日経平均は8664円。それが2015.4.10に20000円を超えた。わずか2年半で約2.3倍。
20000円を越えたいま、今後はどうなっていくのだろう。アベノミクスもいつかはじけるだろうから、
下落相場対策をいまから少しでも準備しておこうと読みながら思った。

 3.最後の章に偉大な先人からの20の金言がある。今まで聞いたことがある金言であるが、
あらためてじっくり読むとやはりこころに沁みてくる。例えば 金言6(バフェット)

 「誰が素っ裸で泳いでいたかは、大波がひいて初めてわかる。」

確かにリーマン・ショックの大波で、資産の2/3が泡のように消えた私はいまから思うと
素っ裸で泳いでいたんだなと思う。もっとも、あのころに比べていまの自分が賢くなったとも
思えないが。

金言20(シュワッガー) 「他人の意見は絶対きかないこと」

著者の意見は投資の基本知識の勉強だから勿論謙虚に耳をかたむけるべきである。

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