アウグスティヌスの愛の概念 (始まりの本) の感想

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参照データ

タイトルアウグスティヌスの愛の概念 (始まりの本)
発売日販売日未定
製作者ハンナ・アーレント
販売元みすず書房
JANコード9784622083498
カテゴリ人文・思想 » 哲学・思想 » 西洋思想 » 西洋哲学入門

購入者の感想

いまキルケゴールを読む暇があるならば、先にこの本を読むべきだ。
とにかく様々な呼び名の「愛」が記述されている。
そして欲望と愛との関係、律法とは元来、人間を自由意志へ導くものとして機能していること、
目的がブレた貪欲は世界征服へと至るのは何故なのかも理解できる。
キリスト教思想の優れた入門書でもあり、
海外SF小説にある宗教的モチーフの良き解説書でもある、素晴らしい愛の書。

目次

はじめに

凡例

第一章「欲求としての愛」 Amor qua appetitus

 1節「欲求」 appetitus の基本構造
 2節「愛」 caritas と「欲望」cupiditas
 3節「秩序付けられた愛」 Ordinata dilectio

  第一章の付論1
  第二章の付論2

第二章「創造者」Creatorと「被造者」creatura

 1節「被造者」の起源 Ursprung としての「創造者」
 2節「愛」 caritas と「欲望」 cupiditas
 3節「隣人愛」 Dilectio proximi

  第二章の付論

第三章「社会生活」Vita socialis

 注

 訳者解説

 アーレント政治思想の展開と著作紹介

 あとがき

《始まりの本》版によせて

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