ダイスゲーム百科 の感想

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ヨーロッパやアメリカで遊ばれているダイスゲームを中心に、様々なダイスゲームを種別ごとにまとめた一冊。
ただあるダイスゲームをまとめただけで無く、クニツィアデザインの新規ゲームもいくつか収録されている。

大ざっぱに言えば、前半では運が支配するゲームを紹介し、中盤では確立が支配するゲームを、
そして後半ではプレイヤーの意思決定が結果を左右するゲームを紹介している。
ダイスの確立論も交え、ギャンブルゲームなどでは表に出ない隠れた真のオッズを紹介し、
意思決定ゲームではどの時点までチャレンジし、どこで退くべきか･･･などといった戦術解説などもある。
また各ゲームでは変形ルールを多数紹介しており、140のゲームとあるがそれ以上のボリューム感を感じるだろう。

実力の介入しない運のゲームをコミュニケーションツールとするのもよし、
外国のカジノなどのダイスギャンブルの参考書とするのもよし、
友人達と頭を悩ませながら真剣勝負に興じるのもよし。

ダイスチャットを一つ用意し、インターネットに接続している友人達に声をかければ、
ちょっとしたルール説明の手間だけですぐにプレイできる。
ダイスゲームに興味のあるすべての人にお勧めできる一冊。