HEAVEN 都築響一と巡る社会の窓から見たニッポン の感想

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参照データ

タイトルHEAVEN 都築響一と巡る社会の窓から見たニッポン
発売日販売日未定
製作者都築 響一
販売元青幻舎
JANコード9784861522567
カテゴリジャンル別 » アート・建築・デザイン » 画家・写真家・建築家 » 写真家

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購入者の感想

「都築響一豪華ベスト盤」。
これで2600円はお買い得だ。
著者を知らない人も入門編として楽しめるし、これまで著者の活動を見てきた人でも、こうやって著者の仕事をまとめて見ると、その仕事の首尾一貫ぶりに驚かされるはずで、その意味で買って損はない。
「「リアル」はストリートにある」。
ただそれだけのことを、著者は繰り返し伝えているにすぎない。
みんなのすぐ近くにあるのに、メディアは決して取り上げない。知っているけど触れようとしない。
そのことに著者は苛立ち、義憤にかられて取材し、撮影し、出版する。その集大成がこの展示であり本書だ。
安藤忠雄設計の建物で泊まったことがなくても、みんなラブホテルに行ったことはある。オシャレなカフェやワインバーがない地方の寂れた街でも、スナックだけはある。どの街にも、風変わりな自分の世界をつくっている変わった老人がいる。雑誌に出るような部屋じゃなくて、みんなモノがあふれた狭い部屋に住んでる。どれも、日本の本当の姿だ。ほかにコスプレイヤー、ファッションヴィクティム、イメクラ、秘宝館、デコトラやヤン車。
日本中にあふれるほどあるのに、真っ当とされる批評家やメディアは取り上げない。外国人はそこに日本のリアルを見出してくれるのに。
「珍日本」でも「サブカルチャー」でも「アンダーグラウンド」でもなく、リアル。ここに日本人は生きている。
1000年後の研究者が当時の日本を振り返るとき必ず感謝する文献になるだろう。

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