丸暗記不要の英文法 の感想

258 人が閲覧しました

いろいろなところで物議？を醸し出していますが、いろいろなツッコミを入れる方は英語好きで勉強をしている方だと思います。

できる限りわかりやすい言葉に置き換えて説明しようとしているところがいい。
あまり得意でなかった方にとってはかなり参考になると思います。

ただ、受験サプリや著者の別の参考書を持っている方には新しい気づきを得られるようなことはあまりないかも。
せめて例に出していることはほかの著作と変えてもらえると新しい発見があるのに・・・。

気になるのは、なぜ従来の英文法というのをわざわざ掲載しているのかという点。
こんなややこしいことも一言で片付けられるという意図なのか、実は説明の補足のためなのか・・・。
よくよく読んでみると、従来の英文法という項目が結構まとまっているので・・・・。

だからといってマイナス評価ではないですよ。
勉強をしているはずなのに、なかなか初級レベルから脱却できない方には発見が多いと思います。

素晴らしい本を出されている著者が、似たような内容の本を安易に連発しないで
英語を身近なものにする活動をどんどん追求して欲しいなと思い、今回は星３つ。

この本に書かれていることは興味深いことで、従来の英文法はこうだけど実はこうなんですっていうスタイルで読みやすいのはたしかですが、はっきりいいますけど、もうそうやって英文法を教えている先生はあまりいませんし、そのような参考書もなくなってきました。もはや関さんが自信を持って何かいうほど、めずらしいものではなくなってきてます。内容はおもしろいものもありますが、読んでみて別にこれといって新たな発見はありませんでした。なにかもったない本ですね。認知言語学や機能言語学の観点で書かれている一般書のほうが楽しめますね。受験生はこの本よりも佐藤ヒロシとかの本の方が楽しめると思いますが。