心臓外科医の覚悟 角川SSC新書 医師という職業を生きる (角川SSC新書) の感想
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参照データ
タイトル | 心臓外科医の覚悟 角川SSC新書 医師という職業を生きる (角川SSC新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 山本 晋 |
販売元 | 角川マーケティング(角川グループパブリッシング) |
JANコード | 9784047315402 |
カテゴリ | ジャンル別 » ノンフィクション » 科学 » 医学 |
購入者の感想
山本先生は職人である。地に足をつけて、難易度の高い手術を極めていく。
患者のことを考え、家族のことを考え、自分の目で見て患者情報をとる。
一冊を通じて、奇抜なことは言っていない、わかりやすい革新的なことがあるわけではない。
だが、いつも地に足をつけ、目の前の患者、手術に全精力を傾ける姿勢が伝わってくる。
手書きノートのすすめ。手術行程をノートに記載する。アメリカで手術を学んでいる時に書きためた。
病院ではメモをして、帰宅してから清書をしていた。夜中までかかっていた。だんだんと書かなくてもよい手術行程が出てきた。それは自分のものになっているということである。
ノートを書くことは「アウトプット」である。ノートを読み返すことは結局あまりなかったが、アウトプットしたことに意味があった。
このように手術は頭で考えることが大事と主張している。心臓外科の手術はたくさん与えてもらうものではないから。
どれだけ「頭を使ったか」ということを具体的な尺度で示すのは難しいが、ノートが何冊になって、何例分あるということは説得力がある。
一緒にはたらいたらきっと、もっとすごさが伝わるのだろう。他人から見た山本晋先生の話も聞いて見たいものだ。
きっと本人は当たり前と思っているとんでもなくすごい話がたくさんありそうだ。
患者のことを考え、家族のことを考え、自分の目で見て患者情報をとる。
一冊を通じて、奇抜なことは言っていない、わかりやすい革新的なことがあるわけではない。
だが、いつも地に足をつけ、目の前の患者、手術に全精力を傾ける姿勢が伝わってくる。
手書きノートのすすめ。手術行程をノートに記載する。アメリカで手術を学んでいる時に書きためた。
病院ではメモをして、帰宅してから清書をしていた。夜中までかかっていた。だんだんと書かなくてもよい手術行程が出てきた。それは自分のものになっているということである。
ノートを書くことは「アウトプット」である。ノートを読み返すことは結局あまりなかったが、アウトプットしたことに意味があった。
このように手術は頭で考えることが大事と主張している。心臓外科の手術はたくさん与えてもらうものではないから。
どれだけ「頭を使ったか」ということを具体的な尺度で示すのは難しいが、ノートが何冊になって、何例分あるということは説得力がある。
一緒にはたらいたらきっと、もっとすごさが伝わるのだろう。他人から見た山本晋先生の話も聞いて見たいものだ。
きっと本人は当たり前と思っているとんでもなくすごい話がたくさんありそうだ。
著者のパッションとミッションが伝わってきます。こういう熱い(暑い)人でないと大動脈外科チームは率いられないのかもしれません。前半の手術上達の方法論が全く自分と同じであり、それがちょっと嬉しかった。