地下の国のアリス (挿絵=キャロル) の感想

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丁寧な翻訳です。

なんというか、翻訳者のクセがあまりなく自然に読める翻訳という印象で、
個人的にはとても気に入った訳文です。
こういうのを名訳というのかも知れません。

地下の国のアリスは、不思議の国のアリスのプロトタイプのような位置づけで、
おおよそ半分ぐらいの文章量です。

イラストもテニエル氏ではなく、キャロル自身の作です。
自分の小さな友達のためにお手製で挿絵まで書いていたかと思うと、
なんだかほほえましく感じてしまいます。