DUNAMIS15 (限定版) の感想

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あの大ヒットした「STEINS;GATE」を生み出した5pbの新作ということで迷う間もなく予約購入し、先程全てクリアしました。
数量限定版を購入したのでまずはその感想ですが、特典のサントラ2枚組はなかなかのボリュームで満足できる内容でした。
ヘッドホンのほうは、ゲームの初回特典のヘッドホンということで期待はありませんでしたが、それでもゲームの登場キャラクターの茅早が使用している物と少し違っている気がして少々がっかりでした。

ゲーム内容は多少のグロい描写があるももの、あまり気にせずに誰もが楽しめる作品だと思います。
ロード時間もxbox版のほうはあまり感じませんでしたし、絵もきれいで、BGMも良く、快適にプレイ出来ました。

ストーリーは賛否両論が巻き起こるような内容ではなく、すごくまとまった話だと感じたのですが、
その代わり、STEINS;GATEやEver17のような後半の怒濤の疾走感のようなものもあまり感じられませんでした。
シナリオに少々納得のいかない部分もあり、話がいきなり飛躍して驚いたこともありましたが、普通にクリアまで楽しませてもらいました。

「一本道が嫌い」な人や、「後半に驚くような展開がほしい」ような人にはあまりおすすめは出来ませんが、普段こういったタイプのゲームをやらない人には気軽に手を出せる良いゲームなのではないかと思います。

PS3とxboxの両機をお持ちの方には、ロードが快適なxboxのほうでプレイされることをおすすめします。

infinityシリーズ、科学アドベンチャーシリーズなどが好きでよくプレイしてます。
プレイ時間は読むのが速ければ30時間程度。
サクサク読めば25時間くらいでもクリアできると思います。
自分はジックリとプレイしたり、読むのが遅いほうなので40時間以上かかりました。
アドベンチャーゲームとしてはボリュームが多いほうです。

Ever17や、シュタインズゲートなどとはまた違ったタイプのゲームです。
ループ系ではありますが、ループそのもののトリックよりも、キャラクター1人1人の葛藤などが楽しめるかで評価が変わる気がしました。
アドベンチャーゲームとしては珍しく、章ごとに主人公(全5章で5人の主人公)が変わるので、それぞれの視点で物語を違った方向から楽しむことができます。

あそこであんな行動したのはそういう意味があったのか！
だからあそこはあんなに○○だったのか！
など別の主人公の視点で後から気づいたり、考えさせられることが多かったです。

キャラクターを好きになるかどうかで評価が大きく変わると思います。
感情移入できるかどうかですね。
テーマも非常に深いものなので、自分でも考えながらプレイしてました。
某アドベンチャーゲームのような、大どんでん返し、カタルシスなどを期待すると肩透かしもくらうかも。
少しずつ真相が見えてきて、キャラクターがどう考え、どう動くのか。
それがメインかな？と感じました。
もちろん驚きの展開もありますし、真相を知ってゾクゾクしてくる場面もありました。

ちなみに17才以上推奨のCERO Dです。
精神的にくる表現が一部であります。
苦手な人には厳しい部分もありますが、欝展開が好きな人にはたまらないかも。
壊れていく過程が、怖くて薄気味悪くて凄く良かったです。
その時の文章の表現の仕方も最高で、見ていてこちらまでおかしくなってくる気がしました。

パッケージの裏にネタバレチックな画像が掲載されてます。