教会ラテン語・文法のあらまし の感想

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麿は本書を古書でみて購入したのであるが表題をみてせうせう持つた期待は完全に裏切られた。全く中途半端で役に立たない。教会ラテン語であれ世俗ラテン語であれ何であれラテン語を勉強したいなら優れた教科書や権威ある文法書が和書でも和書以外でも多く刊行せられてをるのだからそちらで勉強すべきであらう。ラテン語を勉強せんと欲する諸賢なら外国語の学習歴は多少あるだらうから日本語の教科書や文法書に拘泥せずともよからう。麿の場合は國原先生の名著でラテン語を勉強したが全くの初歩の段階だけで後は英語や独語の文献を用ゐた。ギリシア語も同じで特にコイネーギリシア語は最初から独語の文献で勉強した。